韓国ユニットO'KOYEが新EP『Shine Bright』をリリース
韓国の注目ユニット、O'KOYEが新作EP『Shine Bright』を7月15日に発表しました。この作品は、デビューアルバム『Whether The Weather Changes Or Not』のリリースから1周年を迎える節目となり、さらに彼らがソウルジャズフェスティバルに初出演するという特別なタイミングでのリリースです。「Shine Bright」というタイトルには、過去の全ての瞬間がどれも美しく輝いていたという率直な思いが込められています。
このEPには、変わりゆく環境の中でも自分のアイデンティティを失わずに進んでいこうとする意志が歌詞に綴られています。楽曲には、ジャズ界の実力派ミュージシャンが参加し、O'KOYEならではのジャズとヒップホップが融合した独特の音楽性がより深く表現されています。特に、ソウルジャズフェスティバルで共演したユン・ソクチョルやカン・ファンス、イ・サムス、ハン・ヘジンといったミュージシャンたちの参加により、作品にさらなる彩りが加えられました。
韓国においてジャズは大衆音楽の主流ではありませんが、これまで静かに広がりを見せてきました。そして、ヒップホップと出会うことで新たな表現形式が生まれてきたのです。このEPは、そうした流れに乗る形で制作されており、参加アーティストたちは単にジャズだけでなく、韓国ポップスのシーンで活躍する人たちでもあります。O'KOYEが伝えたいことは、「何かが光るのは、そのもの自体が明るいからではなく、他者の光を受けているからである」というメッセージです。
O'KOYEは、音と言葉で積み重ねてきた「静かなる共生」の時間を通じて、韓国音楽シーンに小さな進化をもたらしています。
楽曲作品概要
- - アーティスト: O'KOYE
- - トラックリスト:
01_Shine
02_Bright
03_Bright (Live)
04_Bright (Inst.)
O’KOYE(オコイェ)のプロフィール
O’KOYE(オコイエ)はをラッパーIKYOとプロデューサーThe o2によるユニットで、実験的なアプローチと幅広い音楽性を基に「懐かしさに満ちた新しさ」を追求しています。彼らは派手なビジョンを掲げることなく、「創作は永遠に“居心地の悪い楽しさ”であるべき」という姿勢で活動を続けています。
2022年2月にシングル「WE」でデビューし、2024年には新曲「Yezzir」「날개(ナルゲ/翼)」を含めたリリースを行い、7月には1stアルバム『Whether The Weather Changes Or Not』を発表しました。この限定盤CDは3分で売り切れ、注目を集めました。同年12月には初のワンマンライブを行い、ユン・ソクチョルらとの共演で話題を呼びました。
そのアルバムは韓国大衆音楽賞で「最優秀ラップ/ヒップホップ・アルバム」にノミネートされ、「韓国ブラックミュージック・シーンの貴重な成果」と評価されました。また、2025韓国ヒップホップアワードでは「新人アーティスト・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされ、国内外で高い評価を得ています。特に、2025年6月のソウルジャズフェスティバルでは、Jacob CollierやTower Of Powerと並んで登場し、国際的な注目を集めることとなりました。
SNSでの活動
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The o2
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IKYO
O'KOYEの新作EP『Shine Bright』は、彼らの音楽的進化を一層感じさせてくれる一品です。ぜひチェックしてみてください。