平城宮跡歴史公園で特別なひな祭りが展開！

平城宮跡歴史公園、特別なひな祭りが開催

奈良の心を結ぶ「平城京ひいな節」が、平城宮跡歴史公園にて開催されます。今年のイベントでは、朱雀門を舞台にした大ひな壇が特設され、ひな人形やつるし雛の美しい飾り付けが行われます。このイベントは、奈良時代の上巳の祭りと曲水の宴を背景にしており、奈良の豊かな文化と歴史を感じる機会となるでしょう。

ひな祭りのルーツは、奈良の悠久の歴史に根ざしており、平城宮跡はその象徴とも言える場所です。平城京の中心に位置するこの公園では、ひいな節を通じて、古の伝統が現代に生き続けていることを知ることができます。特設のひな壇には、大本山正暦寺の和尚による厳かなお供養を受けたお人形たちが飾られ、参観者に幸せをもたらします。

つるし雛の集まり

イベントに盛り込まれている特別な魅力の一つは、「つるし雛」です。奈良県内の就労自立支援施設で手作りされたつるし雛は、その丁寧な作りで知られています。こうした可愛らしい飾り物は、イベントに参加する人々に特別な思い出を作ることでしょう。ただし、現在お飾りするつるし雛が不足しているため、ご家庭に眠る作品を寄付していただけると、大いに喜ばれます。

ひな道具を集めよう

さらに、平城宮跡では、飾り物やひな道具も募集中です。蓮のランプや桜の小道具、さらにはひな壇に必須の小物まで、様々なおひな様に関連する道具の提供を心よりお待ちしております。大切に保管してきたアイテムがあれば、ぜひこの機会に平城宮跡でのひな祭りに加わらせてください。

大本山正暦寺と人形供養

また、正暦寺では長年にわたってお人形やぬいぐるみの供養を行っており、特に3月9日には年に一度の大護摩供養を行います。この地で育まれた伝統の中で、大切な思い出とともにお人形に感謝の気持ちを込めることができます。このように、平城京のひいな節には、歴史だけでなく、私たちの心を繋ぐストーリーが詰まっています。