JTB時刻表100年誌、発売決定
2025年12月16日(火)、JTBパブリッシングより、創刊100周年を記念した『JTB時刻表100年誌』がついに発売される。この書籍は、1925年の創刊以来の『JTB時刻表』の歴史を深く振り返る内容となっており、日本の鉄道史や観光の発展を探る貴重な一冊である。
『JTB時刻表』の足跡
『JTB時刻表』は、大正14年(1925年)に鉄道省運輸局の監修の下に初めて発刊され、以来100年間にわたり、鉄道ファン、旅行者、さらには日常の生活にかかせない交通手段として多くの人々に親しまれてきた。その間、数多くの事件や出来事が時刻表と共に歩んできたため、本書では歴代の表紙や路線図、列車編成表などを年表形式で整理し、時代背景を詳しく説明している。
特に、表紙デザインは約1200冊分を網羅しており、そこにはその時々の流行や社会情勢が色濃く反映されている。そのため、ただの時刻表の集積にとどまらず、文化としての「時刻表」の魅力を余すことなく伝える内容が特徴となっている。
内容の見どころ
本書では、さらに多様なテーマに基づいた内容が特集されている。たとえば、駅スタンプや広告、食堂車の歴史など、時刻表に刻まれた旅や食の変遷を掘り下げて紹介。
制作の舞台裏についても特集しており、編集部の証言や関係者、愛読者の声などが収録されている。これにより、読者は作り手の思いや労力を感じ取ることができ、単なる情報源を超えた「文化財」としての側面も理解できるだろう。
鉄道と時刻表の未来
また、JTBでは100周年を迎えるにあたり、「時刻表100周年キャンペーン」を2025年3月から実施している。このキャンペーンでは、愛する鉄道及び時刻表に対する感謝の思いを様々な形で表現し、未来への