明日へ繋ぐ舞台、彩の国シェイクスピア・シリーズ『リア王』
2026年5月、彩の国シェイクスピア・シリーズの最新作『リア王』が彩の国さいたま芸術劇場で初演を迎えます。本作は、名演出家の長塚圭史がシェイクスピアの四大悲劇のひとつを手掛け、主演に劇団でも名高い吉田鋼太郎を迎えます。
シリーズの歩みと新たな挑戦
彩の国シェイクスピア・シリーズは、1998年にスタートし、蜷川幸雄の元で多くの名作を世に送り出してきました。近年、吉田鋼太郎が芸術監督を引き継ぎ、新たな風を吹き込むべく設立された「彩の国シェイクスピア・シリーズ 2nd」では、その理念をさらに深めてきました。今作『リア王』は、彼にとって9年ぶりのシェイクスピア主演ともなります。
実力派キャストが集結
『リア王』には、吉田鋼太郎に加え、豪華なキャスト陣が名を連ねます。ヒロインの長女ゴネリルを演じる石原さとみは、妊娠・出産からの復帰を果たし、新たな挑戦に胸を躍らせています。次女リーガン役には、松岡依都美が初参加、義弟エドガー役には藤原竜也が抜擢。彼のエドガーは、深い愛情と正義感を持ちつつ、家族の陰謀に翻弄される役どころです。
ストーリー概要
本作の舞台は古代ブリテン。老いた王リア(吉田鋼太郎)は、国を三人の娘に分け与え、自身は退位することを決断します。しかし、次女リーガンと長女ゴネリルは父からの領地を受け取り、逆に末娘コーディリア(吉田美月喜)は勘当されることに。リアの身の回りで繰り広げられる足りない愛情や裏切り、そして真実の絆が物語の核となります。
チケット販売情報
埼玉公演は2026年5月5日から24日までに予定されており、一般発売は2026年2月14日から開始となります。この機会をお見逃しなく!
スペシャルイベント
公演期間中には、観客との距離を近づけるイベントも用意される予定です。開演前には、多彩なメンバーによる音楽演奏が行われ、さらなる楽しみを提供します。視覚や聴覚に障がいのあるお客様向けのサポートも設けられ、シェイクスピアの魅力を広く伝える取り組みを進めています。
期待が寄せられる上演
この新たな《リア王》が、彩の国シェイクスピア・シリーズにどのような歴史を刻むのか、多くのファンが期待を寄せています。吉田鋼太郎と長塚圭史が描く新しい『リア王』の世界にぜひご注目ください。劇場でお会いできるのを楽しみにしています!
公式情報は、サイトやSNSにて随時発表される予定です。次世代のシェイクスピア演劇を共に体験しましょう。