女子中高生が生理について男子に伝える新刊、図書館向けに登場！

学校から社会を変える！女子中高生の新たな挑戦

2025年1月30日、株式会社 Gakkenより図書館向け書籍『女子中高生が教える男子にも知ってほしい生理の話』が発売されます。この本は、多様性の理解を地域から推進する活動を支える一環であり、特に生理についての男女間の知識のギャップを埋めることを目指しています。

生理に対する理解を深める

生理に関する問題は、多くの女子中高生にとって悩ましいテーマです。経済産業省の試算によれば、女性の健康問題による経済損失は年間約3.4兆円に達するとのことで、この問題は社会全体で取り組むべき課題です。しかし、実際には生理の話題は友人同士でも語りにくく、正しい理解が進んでいないのが現状です。

その解決策として、品川女子学院の有志団体「CLAIR.」が設立されました。2012年から活動を開始し、中高生向けのワークショップや講義を通じて、生理に対する正しい知識を広めています。特に男子校や共学校に足を運び、性別に関係なく相手を思いやる気持ちを強調することに力を入れています。

新刊の魅力

この新刊は、CLAIR.が監修した内容で、主に男子に向けた生理に関する正しい知識をわかりやすくまとめています。生理についてのリアルな声や疑問を集めており、男女が共に考えるきっかけとなるよう工夫されています。

1. 中高生のリアルな悩みをマンガで再現
主人公は生理について考えたことがない中学生男子。彼の日常に生理がどのように関わってくるのかを描写し、読者は共感しやすい内容となっています。

2. アンケートを基にしたデータの提供
100人以上の男性・女性からのアンケート結果を反映し、「生理痛はどんな痛み？」「生理中に注意してほしいことは？」などの質問に的確に答えます。このデータにより、異なる視点や感覚を理解する機会を提供しています。

3. 生理に関する知識を広げる紙面
男性が知らない生理の事実に触れ、また女性同士でも見逃しがちな多様性についても言及。生理のタブーを取り払うため、誰にとっても読みやすい内容となっています。