アルファドライブ・麻生要一が新刊『新規事業の経営論』を発表！その全貌とは？

新刊『新規事業の経営論: 100億円超の事業をつくる18のシステム』発表

新規事業開発の先駆者として知られるアルファドライブの代表取締役社長、麻生要一氏が10月29日に新刊を発表する。その名も『新規事業の経営論: 100億円超の事業をつくる18のシステム』。前作から実に6年も経った今、これまでの経験を基に、企業が抱える新規事業の課題に立ち向かうための具体的な手法をまとめている。

新刊のポイント

新刊は、これまでのベストセラー『新規事業の実践論』からの発展系として位置付けられる。以下はその主な特徴である。

1. 新規事業経営の全体像の体系化
本書では、新規事業経営を「18のシステム」として整理し、各施策がどのように連携するかを示す。これにより、全体設計を明確にし、導入手順を踏襲可能な形で提案している。

2. 新規事業の成長ステージを可視化
事業の成長段階は「Entry→MVP→SEED→ALPHA→BETA→EXIT」の6ステージに分けられており、各段階での成功要因と停滞する原因が詳解されている。特に、事業化が決定した後の成長段階で経験するさまざまな課題についても具体的な対応策が提供される。

3. 最新の実践に基づくソリューション
マーケットの変化に応じた6つのモデルによるオープンイノベーションや正しいベンチャー投資の取り組み方法、成長を促進するための人的資本プラットフォームの活用法などが詳細に説明される。

4. 前作からの進化
前著の仮説検証手法を進化させ、より効率的に回すための原理を追加した。特に、既存事業との違いに注目した新規事業経営の組織設計や人材育成についても新たな洞察が加わっている。

書籍の背景など

本書は、日本経済が「失われた30年」を経て回復の兆しを見せる中、多くの企業が持続的成長を目指して新規事業開発に取り組む姿勢を反映している。特に、大企業が直面する「新規事業は立ち上がるが、大きく成長しない」という問題に対して、麻生氏は経営システムの重要性を強調している。彼は、これらの課題が個人の能力や運に依存するものではなく、組織全体のシステムの整備が必要であることを訴えている。

著者麻生要一の思い

麻生氏は、この6年間の経験を通じて新規事業の成功と失敗を共にしてきた中で、経営システムの整備が事業の継続的な成長において不可欠であると気づいた。本書は、実践的な知見を基にした具体的なシステム設計とその運用方法を知るための貴重な資源である。すべての企業が新規事業を通じて持続的な成長を実現できる未来を信じ、力強く進んでいくことを願っている。