古典籍オークション
2025-10-30 12:55:56

国内最大級の古典籍オークション「東京古典会」が今年も開催!

毎年恒例の「東京古典会 古典籍展観大入札会」が、今年もいよいよ開催されます。今年の日程は11月14日(金)と15日(土)の2日間、場所は東京都千代田区の東京古書会館で行われます。このイベントは特色ある古書を一般の方にも楽しんでもらえる貴重な機会であり、まずはその一歩を踏み出してほしいと呼びかけています。

今年は約1,670点もの貴重な善本や稀覯本が出展される予定で、博物館では手に取って見ることができない品々を間近で鑑賞できます。また、興味があれば実際に購入するチャンスもあります。入場は無料ですが、入札は10万円から開始され、額や幅物の場合は20万円以上が必要とされています。

出品される注目の宝物たち


今年の展示物の中でも特に注目されるアイテムをいくつか紹介しましょう。

  • - 小泉八雲・セツ手記:これは著名な作家である小泉八雲が彼の妻セツと共に作成した創作ノートです。八雲の代表作『怪談』の執筆にも活用されたこの手記は、セツが多くの日本の物語を語り、彼の創作活動を支えたことからも、その価値が伺えます。

  • - 青楼絵本年中行事:この一冊には、吉原遊郭の風俗や年中行事が描かれています。当時の人気作家、十返舎一九の文と、喜多川歌麿の絵が融合されており、特にその保存状態が良好な書袋がついている点が特徴です。遊女たちの暮らしや遊郭の慣習が詳述されているこの本は、当時の社会を知る貴重な資料です。

  • - 源九郎狐出世噺:江戸時代の草双紙に分類されるこの作品は、日本漫画のルーツともされます。本書は青本として分類されるもので、植物性顔料で彩色され、時間の流れによって色が変化しています。残存数が限られたこの作品を手に取ることができる機会は非常に貴重です。

  • - 豊臣秀吉の文書:豊臣秀吉の発給した文書も出品され、彼の治世と政治的戦略を学ぶ手掛かりになっています。これらの文書は、歴史的背景や文化的価値を持つ貴重な資料となっています。

  • - 百仏銅牌:金代に制作されたこの銅版は、100体の仏像が象られています。銘文からは、制作年や作成者の情報が得られ、当時の仏教文化を今に伝える貴重な作品です。このように、毎年異なるテーマや品を展示し、古典文学や文化の奥深さを感じさせるイベントが東京古典会の魅力です。

参加方法とアクセス


入場は無料で、誰でも気軽に立ち寄ることができます。会場は11月14日(金)の午前10時から午後6時、15日(土)は午前10時から午後4時半までオープン。場所は東京古書会館の東京都千代田区神田小川町3-22です。
古典市から多様な作品が一堂に揃い、芸術的な体験を提供するこの素晴らしいイベントを見逃さないでください。興味がある方は、ぜひ会場に足を運んで、その目で作品を確かめてみてください!


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