50歳以上女性に聞いた!もしもの時に持っていくべきアイテムランキング
50歳以上の女性が「もしもの時に置いていけないもの」として選んだアイテムのランキングが、ハルメク生きかた上手研究所から発表されました。調査は全国の50歳から88歳の女性を対象に実施され、多くの人々が心に刻んだ大切な物を明らかにしました。
調査の概要
このリサーチは、事前調査と本調査に分かれており、合計922名の女性から回答を得ました。最終的なランキングは、事前調査で選ばれた20項目の中から、各回答者がそれぞれ7段階評価を行い、点数化された結果に基づいています。調査テーマは「もしもの時に財布・スマホ以外でこれだけは置いていけない○○」です。
ランキング結果
1位には「ペット」が堂々と選ばれました。調査結果では、「大切にしている・愛しているから」「家族に関係するから」といった理由が上位に挙がっています。特に50代の女性にとって、ペットはただの動物ではなく、家族の一員としての特別な存在であることが分かります。
2位は「家の鍵・車のキー」。こちらは主に60代以上の回答者から支持を集めました。多くの人が必要不可欠なアイテムとして挙げており、「ないと困るから」「あれば安心するから」という理由が印象的です。
3位に位置するのは「通帳・印鑑・カード」です。70代以上の女性からは、必要な時に再発行が難しいゆえに重要視されています。これらは経済的なセキュリティを確保するための必需品でもあり、その存在価値が認識されています。
持ち出す理由の背景
持ち出すものの選択は、実用性と心情の間での葛藤といえます。ペットを大切に思う人々からは、「避難時、家族である彼らを守りたい」という深い思いが語られています。他にも「亡き夫からの手紙」や「家族の写真」、さらには「思い出の品」など、個々の人生のストーリーが反映されています。
その一方、物理的な資産に根ざした意識は、特に60代以上の女性に強く見られます。この世代は、「安心」を重要視し、そのために必要なアイテムを持ち出すことが最優先だと感じています。
世代間の違い
年齢層による選択肢の違いも明確に表れます。50代は「飲料水」や「眼鏡」など、生活基盤を支えるアイテムを優先的に選び、60代以上は「鍵」といった物理的な資産を選好する傾向が強いことが明らかになりました。このように時代や世代を考慮した持ち出し品の選定は、それぞれの歩んできた道のりを反映していると言えるでしょう。
おわりに
「もしもの時」に何を持ち出すかは、その人それぞれの人生の象徴です。一般的な防災マニュアルには載っていない、個々の価値観や経験が考慮された持ち物選びは、まさにその人自身を映し出す反映物です。家族、思い出、経済的な安定、どれもが人間存在において大切な部品です。今後もこのような調査が行われることで、シニア世代がどのように人生の選択をしているのか、もっと多くのことが明らかにされることでしょう。
ハルメクの役割
ハルメクは、50代からの女性がより良い生活を送るための情報を提供しており、健康やライフスタイルに関する幅広い情報を提供しています。これからも、このようなデータを通じて、女性が自らの生き方をより豊かにする手助けを続けていくでしょう。