「第20回難民映画祭」大阪で特別イベント開催！天才ピアニストも登場
「第20回難民映画祭2025」大阪で特別上映イベント
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会が主催する「難民映画祭」は、日本国内での難民問題への理解を深めることを目的に2006年にスタートしました。今年で第20回を迎えるこの映画祭が、2025年11月6日から12日まで東京を皮切りに開催され、その後11月13日（木）には大阪で特別な上映イベントが行われることが決定しました。
大阪イベントの詳細
この上映イベントは、TOHOシネマズ なんばで行われ、18:30から約2時間にわたって行われます。上映される作品は、「ハルツーム」という日本初公開のドキュメンタリー映画で、スーダンの首都ハルツームでの日常を追った内容です。この映画では、戦火を逃れるために懸命に生き抜こうとする5人の人々の物語が描かれています。彼らの目を通じて、紛争や困難によって生活が一変する様子がリアルに伝わります。
映画の上映後には、お笑いコンビ「天才ピアニスト」のお二人が登壇し、トークセッションも行われます。ゲストスピーカーとして参加する彼らは、笑いを交えながらも真剣なテーマに触れる内容になることでしょう。司会は国連UNHCR協会の国連難民サポーターの松田陽子さんが務めます。
映画「ハルツーム」の紹介
「ハルツーム」では、ゴミを集めて生きる少年たち、夢を追うシングルマザー、民主主義を訴える活動家など、さまざまな人々の姿が描かれます。彼らの日常は紛争によって変わり果て、生命を脅かされる中での希望や尊厳が映し出されます。この作品はベルリン国際映画祭で平和映画賞を受賞するなど、評価の高い作品です。
天才ピアニストのプロフィール
お笑いコンビ「天才ピアニスト」は、京都府出身の竹内知咲さんと奈良県出身のますみさんから成るコンビです。竹内さんは高校の理科教員免許を持ち、ますみさんは看護師という異色の経歴を持ちながらコンビを結成。二人とも独自のキャラクターを活かし、近年さまざまなコンテストで賞を受賞しています。特に2022年には「第52回NHK上方漫才コンテスト」での優勝が記憶に新しいですね。
参加方法
イベントへの参加は、「第20回難民映画祭2025」公式ウェブページから申し込みが可能です。参加方法は、寄付付きの鑑賞（2000円からの選択肢あり）や無料鑑賞が選べるため、自分に合った形で参加できます。特に若年層向けには無料鑑賞の選択もあり、気軽に映画を楽しむチャンスです。
映画祭の意義と活動
難民映画祭は、難民や難民問題について社会に広める重要な役割を担っています。これまでに270作品以上を上映し、10万人以上の参加者が集まりました。UNHCR（国連難民高等弁務官事務所）と連携し、日本における困難を抱える人々への理解を深める活動を続けています。このイベントに参加することは、ただ映画を観るだけでなく、社会的にも意義のある行動となります。難民映画祭は、映像の力を通じて、私たちのコミュニティの中での多様性や共感を育んでいきます。
興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか？
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