全国映画資料アーカイブサミット2026開催報告
2026年1月23日(金)、国立映画アーカイブが主催する「全国映画資料アーカイブサミット2026」がオンラインで開催されました。このイベントは、「令和7年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業」の一環として実施され、多様なプログラムが用意されていました。参加者は220名にのぼり、さらに多くの方々がこの催しに参加する機会を得ました。
サミットの概要
今回のサミットでは、映画資料アーカイブの構築に向けた重要な議題が取り上げられ、さまざまなセミナーや報告が行われました。特に、デジタルアーカイブの発展に伴い、著作権についての理解を深めることが重要視されました。
プログラムの内容
サミットは、次のようなプログラム構成で進行されました。
1.
報告: 令和7年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業の実施概要について(約5分)
- 登壇者: 佐藤友則(VIPO事務局)
2.
報告: 国立映画アーカイブの映画資料を活用した教育普及事業(約15分)
- 登壇者: 玉田健太(国立映画アーカイブ主任研究員)、宮本法明(国立映画アーカイブ研究員)
3.
セミナー: デジタルアーカイブ構築における著作権について(約56分)
- 講師: 数藤雅彦(五常総合法律事務所 パートナー弁護士)
4.
報告: 映画資料展―2025年現地報告(約44分)
- 登壇者:
- 映画字幕翻訳の仕事(鎌倉市川喜多映画記念館)
- 馬場祐輔(鎌倉市川喜多映画記念館 総括責任者)
- 川辺弘一映画コレクション展(羽島市映画資料館)
- 近藤良一(羽島市映画資料館 相談役)
5.
セミナー: 映画資料から生まれた映画『ファントム・ライダーズ』二部作をめぐって(約20分)
- 登壇者: 佐々木友輔(鳥取大学准教授)、杵島和泉(神戸大学大学院生)
6.
報告: 書籍「日本アニメーション映画史」収録作品目録の改訂とウェブ版作成について(約21分)
- 登壇者: 松山ひとみ(神戸映画資料館研究員)
7.
セミナー: 海外に広がる日本映画資料(イェール大学図書館の日本映画コレクションについて)(約32分)
- 講師: アーロン・ジェロー(イェール大学教授)
参加者の反響
サミットが終わった後、参加者からは「著作権に関するセミナーが特に有益だった」や「新しいアーカイブ技術について多くの学びがあった」といった意見が寄せられました。このように、映画関連の関心が高まる中で、アーカイブの重要性が再確認される場となりました。
今後の展望
「アーカイブ中核拠点形成モデル事業」は、映画や文化資料の保存と活用に向けた取り組みとして、今後も継続される予定です。パートナーシップの強化やネットワークの構築を通じて、映画資料の保存が一層進むことが期待されています。こうした活動は、歴史的・文化的価値のある資料の散逸や消失を防ぐために必要不可欠です。
今後も、国立映画アーカイブや関係機関が連携し、映画アーカイブの理想的な形を追求していくことでしょう。興味がある方は、サミットの録画をYouTubeで確認し、知識を深めてみてはいかがでしょうか。アーカイブに関するさらなる情報や問い合わせについては、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)までお知らせください。