『12の感覚』新刊
2025-07-24 06:16:49

驚異の「超感覚」を解き明かす新刊『人間には12の感覚がある』

驚異の「超感覚」を解き明かす新刊『人間には12の感覚がある』



本日、株式会社文藝春秋が新作『人間には12の感覚がある動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー』を発表し、注目を集めています。著者はジャッキー・ヒギンズ、訳は夏目大氏が担当しています。本書は、私たちが持つ感覚の枠を超えた「超感覚」の存在に迫る内容で、アメリカで数々の賞を受賞した傑作科学ノンフィクションです。

12の感覚とは?


本書では、生物たちが持つ多様な感覚に関する最新の研究成果が綴られており、読者は私たちが普段見逃している不思議な感覚に出会うことができます。モンハナシャコの光受容体は人間の4倍、ホシバナモグラは触覚を駆使して世界を把握、ナマズは全身で味覚を感じ取るなど、まさに常識を覆す内容が詰まっています。

ドーキンスと著名な学者たちの推薦


本書には、著名な科学者たちからの推薦も寄せられています。リチャード・ドーキンス氏は「われわれの想像を遥かに超える不思議で奇妙な世界が描かれている」と称賛。霊長類学者の山極壽一氏も「意外な動物たちの不思議な感覚を通して人間の感覚の可能性を学ぶことができる」と述べています。

超感覚の具体例


本書では、においや味覚を扱った章が特に印象的です。例えば、内なる嗅覚では、一兆種類のにおいを嗅ぎ分けられる能力について紹介され、私たちが無意識に持っている「内なる犬」の覚醒がテーマとされています。また、アマゾン川に生息する怪魚の「泳ぐ舌」や人間の超味覚に関する考察も見逃せません。さらに、フクロウが持つ聴力の能力についても詳しく説明され、その偉大さが浮き彫りにされています。

科学と感覚の境界を越えた発見


ナミチスイコウモリの研究を通じて、愛撫が仲間間の血液共有に及ぼす影響についても触れられています。これは、ヒトの社会でも見られるタッチによる親密さの重要性を示唆しています。このように、本書は動物の行動から人間社会に至るまで、感覚とは何かを再定義する挑戦でもあります。

書誌情報


『人間には12の感覚がある動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー』は、2025年7月24日より発売され、定価は2,860円(税込)です。さまざまな感覚を通じて、生命の不思議を体感したい方は、ぜひ手に取ってみてください。この一冊が、新しい視点と感覚の扉を開いてくれることでしょう。

詳細は、文藝春秋の公式サイトをご覧ください。


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