アニメ文化を世界に発信！ボストンに東京アニメセンター第2号店オープン

ボストンに「Tokyo Anime Center」第2号店がオープン

大日本印刷株式会社（DNP）とそのグループ会社、DNPイメージングコムアメリカは、2025年2月1日（土）にアメリカ・ボストン近郊に新たな「Tokyo Anime Center」を開設します。この新店舗は、DNPグループの海外拠点第2号店として位置づけられており、名称は「Tokyo Anime Center Burlington Mall」です。これにより、日本のアニメやマンガと海外ファンを結ぶ新しい拠点が誕生することになります。

日本のアニメ市場の成長

2023年には、日本のアニメ産業の市場規模が前年比114.3%となる3兆3,465億円に達し、過去最高を記録しました。そのうち海外市場も前年比118%の1兆7,222億円となり、市場全体の約51.5%を占めるまでに成長しています。この結果は2020年以来のことで、今後もさらなる成長が期待されています。特に、グッズやイベント関連の市場の拡大は目覚ましく、DNPはこの需要に応える形でアメリカでの拠点展開を進めています。

海外1号店の成功

前回の東京アニメセンターがあるサンフランシスコでは、開店後わずか9ヶ月で約50万人が訪れるという成功を収めました。この圧倒的な集客力を背景に、DNPは東海岸に2号店を設けることを決定しました。この新しい拠点は、アメリカ全土にさらなるサービス展開を図るための重要な地点となるでしょう。

新店舗の特色

「Tokyo Anime Center Burlington Mall」では、利用者の写真をその場で合成し、プリントする「ファンフォト事業」や自動撮影・プリントサービスを提供します。また、カプセルトイや東京アニメセンターでの企画展の紹介も行うほか、日本で製造されたアニメ・マンガグッズの輸出販売も計画されています。日本発のコンテンツに特化した商品展開に力を入れ、海外のファンに「日本のアニメ・マンガ」を身近に感じてもらえる場を創出します。

DNPの取り組み

DNPは、印刷と情報（P&I）の強みを活かし、安全で信頼性の高い情報供給を行っています。この新拠点を活用し、現地企業との協業や市場ニーズに対応したサービスを提供することで、アニメ文化の振興とクリエイティブ産業への貢献を目指します。今後は、世界中の多様なコンテンツホルダーと連携し、日本のアニメ・マンガが持つ魅力を強化し続けていく方針です。

今後の展望

DNPは、アニメ文化を通じて国際的なつながりを広げることを目指し、2カ所の「Tokyo Anime Center」を起点とした活動を加速させていきます。ボストンに新たにできる拠点が、どのような新しい文化的交流を創出するのか、期待が高まります。

この新しい施設が、アメリカにおける日本コンテンツの拡大にどのように寄与するのか、そして多くのファンたちがどのようにして東京アニメセンターを訪れるのか、今後の展開に注目が集まります。