山川出版社が独自のPOD方式で学術書を復刊!
2026年7月10日、山川出版社が歴史および人文系の学術書の復刊を発表しました。これまでに品切れや重版未定となっていた書籍が、AmazonのPOD(プリント・オン・デマンド)サービスを通じて復活します。
サービス開始の背景
学術書は大学や大学院の研究、授業、論文作成において重要な役割を果たしています。しかし、その市場の規模は限られています。そのため、書籍の製造部数は少なく、品切れが頻繁に起こるという問題がありました。多くの研究者や学生からは、「指導教員に勧められた書籍が手に入らない」といった声や、「古書市場で高騰しているため購入を諦めた」といった悩みが寄せられていました。
このようなニーズに応える形で、山川出版社はPODサービスを活用し、必要なときに必要なだけ印刷できる仕組みを導入しました。読者が求める書籍を確実にお届けするためのこの試みは、大変嬉しいニュースです。
サービスの特長
まず、PODとは、受注があった時に一冊ずつ印刷や製本を行うサービスです。これにより、在庫を持つことなく、品切れの心配がなくなります。山川出版社のオンラインショップから直接リンクを通じて、Amazonの販売サイトにアクセスし、簡単に購入することができます。
更に、POD書籍の内容は原本と同じですが、装丁や価格が当時とは異なります。これは、製造コストや流通コストを考慮した結果です。
第一弾販売ラインアップ
初回の復刊書籍には以下の20タイトルが含まれています。これらのタイトルは、日本史や世界史に関する重要なテーマを扱っており、研究者や歴史愛好家にとって魅力的な内容が詰まっています。
1.
江戸城大奥をめざす村の娘生麦村関口千恵の生涯(著:大口勇次郎)
2.
文化財建造物の保存修理を考える木造建築の理念とあり方
3.
近世和泉の地域社会構造(著:町田哲)
4.
中世東国の「都市的な場」と武士(著:落合義明)
5.
言説空間としての大和政権(著:松木俊曉)
6.
近世信州の穀物流通と地域構造(著:多和田雅保)
7.
町村の「自治」と明治国家地方行財政の歴史的意義(著:中西啓太)
8.
中世文書の流れ(著:久留島典子・編)
9.
危機のなかの協調外交日中戦争に至る対外政策の形成と展開(著:井上寿一)
10.
古代日本の民族と国家(著:江上波夫)
(以下、全20タイトルを続けて閲覧できます。)
ご購入方法
POD書籍はAmazon.co.jpで購入可能で、各書籍ページから「Amazon POD版」を選択することで、通常のショッピング同様の手順で簡単に手に入ります。ご注文後は、通常3~5営業日で発送されます。
今後の展開
第一弾の販売に続き、山川出版社は日本史や世界史などを中心としたラインアップを拡大していく予定です。これにより、さらに多くの研究書が手に入れやすくなることが期待されます。
ここで紹介した書籍に興味がある方は、ぜひご覧ください。詳しくは、
山川出版社の公式サイトをご覧ください。