2025年8月、河出文庫新刊の魅力を紹介
河出書房新社が2025年8月6日に新たに7冊の文庫を登場させます。多様な作家たちの作品が一堂に揃い、読み応えのあるラインアップが特徴です。ここではそれぞれの新刊について詳しくご紹介します。
綿矢りさ著『嫌いなら呼ぶなよ』
この作品は208ページの文庫版で、税込770円という手頃な価格です。著者の綿矢りさが描く人間関係の複雑さや内面の葛藤が読みどころです。ユーモラスでありながらも心に響く内容で、解説を担当するふかわりょうの視点からも新たな発見が期待されます。電子書籍版も同日発売されますので、お好みのスタイルで楽しむことができます。
【ISBN】9784309422077
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『私小説』金原ひとみ編著
このアンソロジーは、尾崎世界観や西加奈子、高瀬隼子など、多くの著名作家たちによる多彩な作品群です。336ページ、定価1,100円で、個性豊かな共著者たちの視点から、私小説というジャンルの魅力を伝えます。解説は水上文が担当し、その深みのある分析が期待されます。
【ISBN】9784309422060
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稲葉真弓著『ミーのいない朝』
224ページのこの文庫は、税込880円で販売されます。稲葉真弓の独特な視点から描かれる物語が、読者を新たな世界へといざないます。小池真理子による解説が作品の深層に迫る重要な役割を果たしています。電子版は9月以降に発売予定のため、今から待ち遠しい一冊です。
【ISBN】9784309422084
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桑原茂夫著『不思議の国のアリス完全読本』
この264ページの書籍は990円で、ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』を深く理解するための完全読本です。アリスの冒険の全貌を解明し、より豊かな読書体験を提供します。電子版は発売されないため、紙の本でじっくり楽しんでいただきたい一冊です。
【ISBN】9784309422053
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高橋幸宏著『僕の私的音楽史』
高橋幸宏による224ページの文庫で、990円という価格設定です。音楽と人生が交差する興味深い内容となっており、解説は鈴木慶一が担当しています。高橋の視点を通じて音楽がどのように彼の人生に影響を与えたのかを知ることができます。
【ISBN】9784309422091
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ミシェル・ウエルベック著『H・P・ラヴクラフト』
176ページで税込1,100円。この作品は、ホラー文学の巨人H・P・ラヴクラフトについて書かれたもので、ウエルベック独特の視点から描かれています。解説は柳下穀一郎が手がけ、その見解も興味深いものです。電子版は9月以降にリリース予定です。
【ISBN】9784309468198
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フリードリヒ・ニーチェ著『ニーチェ入門永遠の言葉』
この272ページの文庫は1,100円で、ニーチェの思想を知るための入門書です。ハインリヒ・マンの編纂によるもので、原田義人の訳で日本語に重要な思想が紹介されています。解説は白取春彦が担当し、ニーチェの魅力をさらに深く探求できます。電子版は9月以降の発売予定です。
【ISBN】9784309468204
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忘れられない一冊を
全国の書店で手に取れるこれらの作品は、個々に異なる魅力を持っています。是非、その中からあなたのお気に入りの一冊を見つけて、深い読書の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。これらの新刊は、文庫が持つ可能性を再確認させてくれることでしょう。