人形劇団クラルテが贈る『星の王子さま』大阪公演の魅力とは

人形劇団クラルテが届ける『星の王子さま』

世界中の人々に愛され続けている児童文学の名作、『星の王子さま』。この作品は、1943年にフランスの作家アントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリによって書かれ、これまでに2億部以上が発行され、250以上の言語に翻訳されてきました。その影響力と普遍的なメッセージは世代を超えて人々の心に響き続けています。そんな名作が、なんと人形劇で舞台に登場します！

純人形劇としての新たな挑戦

人形劇団クラルテは、2025年10月に大阪の扇町ミュージアムキューブで『星の王子さま』を上演します。演出を手掛ける東口氏は、ここ2年の間に「ダンスと人形劇」や「演劇と人形劇」といった異なる表現形式を通じて、この名作に取り組んできました。今回の公演はその集大成として、純粋な人形劇に挑戦することになりました。

この公演は、積み重ねてきた表現の旅を通じて、人形劇の本質を浮かび上がらせる試みです。観客は、幻想的な舞台空間で人形たちが紡ぐファンタジーに引き込まれ、心の奥深くに響く作品となることでしょう。特に名作に刻まれた「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないんだ」「人間たちのところにいたって、やっぱりさびしいさ」といったセリフが、静かに観客の心に染み渡ります。