感動の愛の物語『ちちの家』再演！新しいキャストで新たに始まるドラマ

新たな感動を生む『ちちの家』再演決定！

山尾企画第十一次公演『ちちの家』が、2025年11月29日（土）から11月30日（日）にかけて、大阪府の布施PEベースで上演されることが決定しました。今回の公演ではキャストが一新され、前回とは異なる新たなトーンでの上演が予定されています。

物語の背景と新たな公演の特長

この作品は、実際に瀬戸内海の離島に存在した乳児院をモデルにしたもので、血の繋がりを超えた愛のドラマが描かれています。前回の公演が“小さなブラックボックスに原点回帰した小劇場らしい公演”だったのに対し、今回は会場のスケールを拡大し、一層の舞台美術の工夫が加えられることになっています。これにより、同じ脚本でもまったく新しい感動をもたらす完全リメイク版となることが期待されています。

あらすじ

舞台は、かつて乳児院だった『ちちの家』というゲストハウス。取材旅行中のフリーライター田中誠は、ここで宿泊する羽崎蓮と出会います。彼女は、自身の出生の秘密を知るために、同じ乳児院で育った岩戸勇気を訪ねることに。

彼らを取り巻く人々の隠された「秘密」が、物語を進展させ、観客を惹きつける要素となります。山尾企画が贈る心温まるミステリーをお楽しみください。

山尾企画の取り組み

山尾企画は2012年に設立され、全ての脚本は主宰の山尾匠によるオリジナル作品です。「もしも○○だったら？」という視点から物語が展開され、観る者の心に柔らかな温かさを届けることを目指しています。特異な発想に基づく演出や公演スタイルがこの団体の特徴です。特に、通常の劇場ではなく、街のオープンなスペースを生かした公演が多く、それにより一層の臨場感とコミュニティとのつながりを感じられる仕組みが功を奏しています。

また、2023年にはメルパルクホール大阪の閉館に際し、70名のキャストを集めた特別公演を行い、観客の心に深い印象を残しました。