Ninajirachiの新曲「INFOHAZARD」が、今待ち望まれています
オーストラリアのエレクトロニックDJでありプロデューサーであるNinajirachi(ニーナジラーチ)が、8月にリリースされるデビューアルバム『I Love My Computer』から、新たなシングル「INFOHAZARD」を発表しました。この楽曲は、彼女の初期の音楽体験を振り返りながらノスタルジックな要素を感じさせる作品となっています。
音楽の行き先を考察する
「INFOHAZARD」は、Ninajirachiが幼少期にインターネットに初めて触れた際の思い出を反映している楽曲です。彼女は「コンピューターが好きな理由はたくさんあるけれど、自分が触れた少し怪しいコンテンツは、子どもにとって非常に衝撃的な体験だった」と語っています。実際、彼女が初めてスナッフフィルムに出会った時のことを歌にしたのだとか。これは現代に生きる若者特有の通過儀礼とも言える体験です。
これに対してNinajirachiは、「もしも100年前に高校生として生きていたら、そんなものの存在を知ることさえなかったのではないか」と考えさせる力強いメッセージを込めています。この楽曲は、彼女自身がこれまで音楽に込めてきた思いを具現化したものと言えるでしょう。
アルバムに込められた思い
デビューアルバム『I Love My Computer』では、Ninajirachiが自身の成長を描いています。彼女の音楽を支えるのは、2010年代のサウンドであり、それぞれのトラックには自分自身の過去と現在を織り交ぜています。アルバム全体を通して、コンピューターが描くタイムレスな普遍性がテーマになっており、現実とデジタル体験の狭間を探る姿勢が強調されています。
特に「INFOHAZARD」は、彼女の発音から表現される華やかなビートと、トラックの裏に流れる切ないコード進行の絶妙な組み合わせが印象的です。また、今回の楽曲制作には、ダルシー・ベイリスも参加しており、彼女によれば「最初のバージョンはドラムとコードのシンプルなものだった」とのこと。「今回のアルバムにおけるダルシーの貢献には本当に感謝しています。」とNinajirachiは語ります。
パフォーマンスの高まり
Ninajirachiは、Spotifyの4月度EQUALアンバサダーに就任し、音楽界での地位を固めています。また、業界の著名な媒体にも「Future of Music」として紹介され、彼女の革新性が高く評価されています。最近は、彼女自身の音楽スタイルを反映したプロジェクトを進め、2024年にはEP『girl EDM』の発表も予定しています。この作品は、彼女が音楽を通じてどのように自己表現を行っているのかを示す新たな証となるでしょう。
世界的な活動
Ninajirachiの活動は止まるところを知りません。すでに3大陸でのヘッドライナー公演や、他のアーティストとの共同ツアーが組まれています。オーストラリアの各地でのフェスティバル出演も決定しており、彼女のパフォーマンスは多くの観客を魅了し続けています。特に近日中に行われるフラッグシップ・クラブイベント「Dark Crystal」は、彼女にとっても特別なイベントとなることでしょう。
Ninajirachiは次世代のエレクトロニックアーティストとして、さらなる高みを目指しています。若者たちが共感できる音楽を提供し続け、多くのファンの期待に応える彼女の姿に、これからも注目です。