ライブ・ビューイング・ジャパンの新たな挑戦
総合エンターテインメント企業、アミューズ旗下のライブ・ビューイング・ジャパン(LVJ)は、アジア市場へ向けた新たな展開を開始しました。特に2023年4月にシンガポールのCaton Technologyと共に設立した「LIVE VIEWING ENTERTAINMENT」(LVE)が、その中心に位置しています。これにより、ライブ・ビューイング事業がさらにグローバルな舞台での拡大を目指しています。
先駆者としての歩み
LVJは2011年にライブ・ビューイング事業を開始し、以来多くのコンサートや舞台を国内外の映画館でライブ配信してきました。これまでの経験を持つ執行役員の馬場恭平氏が、今後のビジョンについて説明しています。彼は「より多くの人がエンターテインメントに触れられるきっかけ作りが私の使命」と話し、特にパンデミック以降の市場の変化に注目しました。
「人々は『生中継』という体験をより求めるようになってきている。これは特に新しい形のエンターテインメント体験を求める声にも繋がっている」とも。彼の言葉からは、エンターテインメントがもたらす新鮮さや喜びの重要性がうかがえます。
新会社設立の背景
LVEの設立は、アジア市場への進出を視野に入れた戦略的なステップです。馬場氏は、アジア進出を長らく目指しており、その思いを実現させるための好機が今だと感じています。「Caton Technologyとのパートナーシップは、私たちの技術力を大いに引き出すものになるでしょう」と語り、アジアにおける新たなビジネス展開への期待を寄せています。
バンコクでの挑戦
新たな挑戦として、馬場氏はタイのバンコクでの駐在も決まり、今後の展望についても触れています。「人生一度きりなので、楽しみながらチャレンジしたい。アジアに中継するコンテンツを考えている方々の、すべてのハブになれるよう努力します」と前向きに語りました。これからの展開はますます楽しみです。
アジアとの架け橋として
LVJの取り組みは、ただ単に事業拡大を目指すだけではありません。アジアと日本の文化を繋ぐ架け橋となることを目指しています。馬場氏は「アジア市場での成功は、エンターテインメントの新たな可能性を広げていく」と自信を持っています。
ライブ・ビューイング・ジャパンの取り組みや馬場氏のビジョンは、エンターテインメント業界だけでなく、アジア全体に新たな風を吹き込むことでしょう。この新たな挑戦がどのように展開していくのか、今後も注目していきたいと思います。