ハラカドの写真展
2025-04-10 11:34:44

ハラカドで開催される2つの写真展「Objects in Flux」と「boundary(かいそう)」

ハラカドで開催される2つの写真展「Objects in Flux」と「boundary(かいそう)」



東京都渋谷区の原宿、ハラカド3階に位置するTHE COFFEE BREW CLUB GALLERYでは、特別な一周年企画として、2名のカメラマンによる個展が同時開催されます。柏木瑠河の「Objects in Flux」と木下ロコの「boundary(かいそう)」が、それぞれ独創的な視点で日常の中の美や境界の意味を問いかけます。

展覧会の概要



  • - 会期:2025年4月10日(木)〜19日(土)
  • - 会場:THE COFFEE BREW CLUB GALLERY
  • - 入場料:無料
  • - 営業時間:11:00〜23:00
  • - 住所:東京都渋谷区神宮前6-31-21 東急プラザ原宿 ハラカド 3F

この展覧会は、現代社会における消費と廃棄をテーマにした深いメッセージを持ち、来場者に新たな視点を提供します。

柏木瑠河の「Objects in Flux」



柏木瑠河の作品は、日常に溢れる様々な物品が持つ本来の機能や背景から切り離され、新たな意味を見出すことに焦点を当てています。彼は、捨てられた廃品が持つ物語や価値を再発見し、これらを介して観る者との対話を促します。作品は、呪術的なアプローチも取り入れられ、神秘的な力として日用品がどのように再解釈されるのかを示唆しています。

この展示では、無数の物体が持つ流動的な性質や、観賞する人々との関係性が構築される様子を描きます。来場者はこれらのオブジェクトとの対話を通じて、固定された物自体から解放され、新しい関係性を体験する機会が得られるのです。

木下ロコの「boundary(かいそう)」



一方、木下ロコの「boundary(かいそう)」では、自己と他者、そして自己と社会との境界のあり方がテーマとなります。2016年〜2025年にかけて撮影された作品を通して、「自分の在り方」をも見つめ直し、エスカレーターなどの日常的な空間の中での「移動」のスタイルを反映します。

エスカレーターを中心にした彼女の写真は、動的でありながらも圧倒的に自動的な存在としたもので、見る者に何気ない日常を再考させる要素があります。「誰かや自分」との境界を漂うことで、思考が停止し、同時に新たな発見を促す作品です。

展覧会の意義



この二つの個展は、単なる写真展示にとどまらず、我々の日常生活が抱える根本的なテーマへの挑戦ともいえます。観客は、展覧会を通じて、物の価値や自身のアイデンティティについて再認識する機会を持つでしょう。展覧会は、現代における物の意味や存在意義、そしてそれを巡る関係性を根本から問い直す場となっています。

まとめ



ハラカドのTHE COFFEE BREW CLUB GALLERYでの「Objects in Flux」と「boundary(かいそう)」は、写真を通じて我々に新たな視点と省察をもたらす貴重な機会です。気軽に訪れて、日常の中の深い意味を探る旅に出かけてみてはいかがでしょうか。入場は無料、時間も豊富に設けられていますので、ぜひ足を運んでみてください。


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