坂東玉三郎公演
2026-04-24 13:02:11

坂東玉三郎の魅力が詰まった公演「お話と素踊り」がさらに進化!

坂東玉三郎の魅力が詰まった公演「お話と素踊り」がさらに進化!



坂東玉三郎(人間国宝・歌舞伎俳優)が5年目を迎える人気公演「坂東玉三郎~お話と素踊り~」。2021年の夏に始まったこの公演は、全国各地を巡り、これまでに40回以上の公演が行われてきました。そこで披露されるのは、映像を交えたお話やお客様との質問コーナー、そして衣装なしで舞う素踊りというシンプルながらも心に響く構成です。

この度、7月と11月に新たな公演が決定したことを受け、玉三郎さんにご自身の公演に対する思いや魅力についてお話を伺いました。

公演開始のきっかけと現在の想い



この公演はコロナ禍の2021年にスタートしました。当時、玉三郎さんは「人と人が劇場で出会うことの重要性を感じた」と語ります。実際、観客の温かい反応があり、2月から3月の巡演では急遽追加公演を行った会場もありました。

玉三郎さんは、「こんなに続くとは思っていませんでした。多くのお客様が来てくださり、とても嬉しいです。ただ、40回も続くとリピーターの方も増えてきて、毎回何をお話しするか悩むこともあります」と率直な感想を話します。

しかし、彼は「今の時代はインターネットで繋がっているように見えても、実際に会うことが最も大切だと思う」と、人と人との直接的なつながりの重要性について強調しました。

ユーモアあふれるトークと温かい空気



公演では、日常生活の些細なことから旅の思い出、さらには社会的なテーマまで、多くの話題が交わされます。お風呂の温度やお味噌汁の具材についてのお話はユーモラスで、まるで玉三郎さんと同じテーブルにいるかのような感覚に包まれます。そして、質問コーナーでは貴重な芸談が飛び出すかと思えば、意外に人生相談も多く寄せられるとのこと。

「不登校の方、60歳で仕事をどうするか悩んでいる方など、重い内容もありますが、真面目にお答えするよう心がけています」と玉三郎さん。その真摯な言葉は、観客の心に響きます。手作り感のある空気も、この公演の魅力の一部です。

技術に頼らない真情の表現



「最近の舞台は最新技術を駆使したものが多いですが、私は人間がやるべきだと思っているんです」と玉三郎さんは言います。その思いは昨年の衣装展にまで及び、ミシンで作られた部分をすべて手刺繍に直して作り上げたそうです。「ミシンが使われているのは恥ずかしい」といった茶目っ気を見せつつ、手作りにこだわる理由を語ってくれました。

素踊り『残月』の表現



公演の中でも特に注目されるのが、素踊りで舞う『残月』です。玉三郎さんは、「衣装や化粧がないことで、自分の本来の姿が見えてしまいます。それでもお客様が楽しんでくださるので、これでいいと思えました」と心境を明かします。

彼は舞台に立つ直前に心を役に入れる方法についても言及。「実際にはもう長いこと舞台に立っているので、何分前に役に入るかは分からない」と笑いを交えつつ語っていました。

『残月』について、「この曲は歌詞も美しく、私自身の発想が自由に広がります」と言い、その魅力を訴えます。作曲者の思いも込められたこの曲は、玉三郎さんの舞によって観客を特別な世界へと誘います。

まとめ



取材の終わり際に玉三郎さんがつぶやいた「踊りは千言万語を越えるもの」とは、まさにその通り。これらの体験を通じて、彼の公演はただの観劇ではなく、一期一会の出会いの場なのです。観客は彼のダンスと話を通して、思考を超えたところへと導かれることでしょう。この公演では、その場でしか感じられない特別な時間を楽しむことができるのです。次回の公演にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


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