赤ちゃんの言語発達を促す!歌が持つ4つの魅力とは
赤ちゃんの言葉を育むための方法として、従来は「読み聞かせ」が推奨されてきました。しかし、この度、株式会社高橋書店から発表された新しい絵本『ことばをおぼえるうたえほん』が、赤ちゃんの言語発達には「歌いかけ」が特に効果的であることを教えてくれました。ナビゲート役として監修を務めたのは、著名な教育研究者である田島信元さんです。彼の専門的な知識が詰まった本書は、親子の絆を深めることを目的としています。
歌いかけの効果
『ことばをおぼえるうたえほん』は、赤ちゃんの脳に刺激を与え、言語能力を育む力を持っています。歌によるリズムやメロディーは、赤ちゃんが楽しく言葉に触れる手助けをしてくれます。歌いかけを通じて、ただ言葉を覚えるだけでなく、色や数、さらには感情の豊かさを教えることが可能です。こうした手法は、言語発達だけでなく、コミュニケーション能力の形成にも寄与します。これにより、赤ちゃんが周辺の世界に興味を持ち、自発的に学ぼうとする力を育てることが期待されています。
本書の特徴
本書では、人気の6曲が収められています。例えば、「チューリップ」では色について、「はと」では数やリズムを楽しむことができます。また、「どんぐりころころ」では物語を通じてストーリーを味わいながら、赤ちゃんの興味を引く工夫が施されています。さらに、カラフルでかわいいイラストが満載で、赤ちゃんの目を惹く要素がたくさん詰まっています。
収録曲一覧
- - チューリップ
- - ぶんぶんぶん
- - はと
- - きらきらぼし
- - どんぐりころころ
- - ゆき
これらの曲は、赤ちゃんの脳にさらなる刺激を与え、言語能力の発達を促進します。親が歌いかけを通じて、赤ちゃんと一緒に楽しむことで、お互いのコミュニケーションの増加や、学習意欲の向上にもつながります。
耐久性とサイズ
『ことばをおぼえるうたえほん』は、耐久性の高いボードブック仕様となっているため、家庭内での使用はもちろん、外出時にも安心して持ち歩けます。サイズは170×150mmで、赤ちゃんが扱いやすい大きさです。これにより、生活の様々なシーンで自然に本に触れることができ、言葉に対する興味を持つきっかけとなるでしょう。
監修者の紹介
本書の監修を行った田島信元さんは、1946年に福岡県に生まれ、東京大学大学院を修了した博士(人間科学)です。白百合女子大学名誉教授、東京外国語大学名誉教授として、長年にわたり乳幼児から高齢者に至る生涯発達過程について研究を行ってきました。国内外の幼児教育プログラムについて十分に検討し、子育ち支援のあり方を発信し続けています。
本書は、赤ちゃんの言語能力を楽しく育てるための魅力的な一冊です。親子のコミュニケーションを深めながら、共に言葉を学ぶ時間を楽しんでください。
書誌情報
- - 書名: 『ことばをおぼえるうたえほん』
- - 定価: 1100円(税込)
- - ページ数: 20
- - サイズ: 170×150mm
- - ISBN: 978-4-471-10477-1