稲畑産業の創業者を描くマンガ「IK物語」が書籍化決定！

「IK物語『少年勝太郎』」が書籍化決定！

特定非営利活動法人LEGIKAが手がけるマンガ制作プロジェクト「レジカスタジオ」は、稲畑産業株式会社からの依頼を受けて、創業者の半生を描いたマンガ『IK物語『少年勝太郎』』を制作しました。このマンガは稲畑産業の社内報に連載され、社内の大反響を受け、2025年7月1日に愛蔵版として書籍化されることが決まりました。

社内報から生まれた魅力的なストーリー

『IK物語『少年勝太郎』』は幕末の京都で生まれた稲畑勝太郎氏を主人公に、彼が若き日にフランスへ渡り、28歳で稲畑産業を設立するまでの道のりを描いた全10話の作品です。稲畑産業側の「社内報をもっと親しみやすくしたい」という願いに応え、LEGIKAが制作に携わりました。脚本家・島田悠子氏とマンガ家・尾形和也氏がタッグを組み、史実に基づき感情表現を強化し、維新前後の激動の時代背景を背景にした企業の成り立ちや創業者の思いが多くの読者に伝わるよう工夫されています。

社内外からの高評価

このマンガが稲畑産業の社内で連載されると、「こんな面白い取り組みをしてくれて嬉しい」、「家族にも読ませられる」といった高い評価が寄せられ、社員のお子さまからはファンアートも届くなど、感動の輪が広がりました。元々は1話ずつの連載でしたが、読者の要望に応じて中盤からは2話連続掲載となり、その人気の高さを裏付ける形となりました。

さらに、社内報だけでなく、ウェブサイト上でも特設ページが設けられ、企業理解を促すコンテンツとしても有効だとの評価を得ています。SNSでは「この作品を読むと株を売る気になれない」との意見も見られ、企業ブランディングにも寄与する結果となりました。

書籍化の背景と期待

稲畑産業の総務広報室広報部の橋本幹樹様は、「愛蔵版を出版することになったのは、社内外から全話をまとめて読みたいとの声に応えたからです。マンガの力を信じて社内報に掲載することに踏み切りましたが、実際に良い結果が出て、海外から英語版も希望されるほどの反響がありました」とのお言葉を頂いています。マンガ制作には数々のハードルがありましたが、それを乗り越えられたことに喜びを感じている様子でした。