タイ文化の奥深さを再発見！発酵食をテーマにした新刊『発酵タイごはん100』

タイ文化の奥深さを再発見！発酵食の魅力

2025年12月19日、株式会社主婦の友社より、タイの発酵食に焦点を当てた新著『発酵タイごはん100 本格的なタイ発酵料理が自宅で楽しめる！』が刊行されます。著者の橋本加名子さんが20年にわたり現地を訪れ、学んできたタイの発酵料理が一冊にまとめられています。この本では、肉や魚、野菜を発酵させることで、驚くほどの保存性と風味を引き出す方法が紹介されており、食材を活かした独特な料理の数々が楽しめます。

発酵食を取り入れたタイ料理の魅力

タイ料理といえば、爽やかなハーブやスパイスの風味が特徴ですが、実はその奥には発酵食の豊かな歴史が潜んでいます。例えば、「ヤムウンセン」や「グリーンカレー」は、多くの人に愛される料理です。しかし、その魅力を最大限に引き出しているのは、タイの伝統的な発酵食品の存在です。これらの発酵を取り入れることで、料理はさらに深い味わいを楽しめるようになります。

知識と技術が詰まった料理レシピ

『発酵タイごはん100』では、現地で直に学び取った発酵料理のレシピが豊富に掲載されています。具体的には、パリッと香ばしい発酵ソーセージ「サイクロークイサーン」や、魚の発酵食品「プラーソム」を使った唐揚げといった独特な料理が紹介されています。また、発酵たけのこがたっぷり入った「イエローカレー」や、お酒のおつまみとしても最高な「ネームヘッド」など、食材を最大限に活かした工夫が随所に見られます。

地元の暮らしを体験したような内容

さらに本書では、料理そのものだけでなく、タイの文化や生活の一端を知ることができます。著者が実際にタイ北部や東北部を訪れ、地元の人々と共に調理を学んだ際のストーリーも収められています。キッチンの様子や、魚の捌き方、調味料の使い方など、まるで自分も現地にいるかのような臨場感で読み進められます。

発酵食の健康効果

本書では、発酵食が体にもたらす健康効果についても触れています。腸活が注目される現代において、発酵食品がどのように健康を支えるかについて、内科医で腸活エキスパートの工藤あき先生が解説を行っています。食文化を楽しむだけでなく、身体にも良い影響を与える智慧が詰まっているのです。

発酵調味料とその応用

また、24種類以上の発酵調味料の作り方や、地方ごとの特色も詳しく紹介されています。タイ南部の「ナムプラー」や、えびを使った発酵調味料「ガピ」、さらには、タイ版の納豆「トゥアナオ」など、それぞれの特徴について学びながら、初めて目にする作り方の数々が収録されています。

まとめ：自宅で楽しむタイの発酵食

『発酵タイごはん100』は、ただの料理本ではなく、タイ文化への理解を深めることができる貴重な資料です。料理を作ることはもちろんのこと、タイの多様性やその背後にある物語にも触れることが可能です。日本にいながら、まるでタイを旅しているかのような気分が味わえるこの一冊を、ぜひ手に取ってみてください。

タイの発酵料理がもたらす新しい発見を、皆さんも一緒に感じてみませんか？