デザインの基礎を楽しく学ぶ新刊
デザインに興味があるものの、その学び方がわからないと感じている方に朗報です。株式会社エムディエヌコーポレーションが発売した『デザインの基礎体力を鍛えるトレーニング60』は、デザインのセオリーやルールを楽しく学べる一冊です。
この本は、「デザインには基本となるルールが存在する」と理解しているのに、具体的な活用方法が掴めずにいるデザイナーや、学ぶプロセスで悩んでいる方々に向けて書かれています。本書では、やさしい文章とイラストを用いて、実際のデザインにどう生かすかを具体的に教えてくれます。
本書の内容
第1章:デザイン
本書の第一章では、根拠のあるデザインを作るための方法論が紹介されています。デザイン史を学んだり、自分とデザインとの間に磁場を作ったりする方法が解説されており、納得のいくデザインを生み出すためのヒントが詰まっています。
- - デザインの歴史を押さえることから始まり、就職や転職活動を通じてデザイン力を磨くテクニックも
- - また、「秒で伝わるデザイン」というテーマのもとで、視覚的なインパクトの重要性が分かりやすく説明されています。
第2章:レイアウト
レイアウトに関する知識が、第二章では取り扱われています。特に、ネガティブスペースの重要性や、レイアウトの基本を再確認することが強調されています。
- - 新たな感動を生む「2分割のレイアウト」の紹介や、安定感と動きのバランスについて考えるヒントも満載です。
- - コントラストやリズムなど、視覚的な要素も巧みに使いこなしていく方法が解説されています。
第3章:色
色の持つ強力なコミュニケーション力を学ぶ第三章では、『色ノート』作りや色の特性についての知識が深まります。
- - 赤と青から考える暖色・寒色の理解は、デザインにおいて非常に重要な要素です。
- - 心に響く色の使い方や、正確な明度設計など、色にまつわるさまざまな情報が紹介されています。
第4章:フォント
フォントに関する基本知識や活用法についての第四章も見逃せません。フォントの特徴やタイポグラフィの楽しさについて知ることができ、実際にデザインにフォントをどう活かすかに関する具体例が提供されています。
- - HelveticaやFuturaなど、有名なフォントについても知識をレベルアップできるでしょう。
第5章:写真
最後の章では、写真を効果的にデザインに活用する方法が紹介されています。写真の撮影方法やオリジナル写真の使用に関する知見が得られ、デザインにおける視認性と可読性の確保についても言及されています。
- - レイアウトにおけるフレーミングや、コラージュを通じてマンネリを打破する方法も提案されています。
著者について
本書の著者、鎌田隆史氏は多摩美術大学を卒業後、デザイナーやアートディレクターとして幅広く活躍してきました。また、メルマガや書籍を通じてデザインの本質を多くの人々に伝える活動を行っており、信頼のおける存在です。
まとめ
『デザインの基礎体力を鍛えるトレーニング60』は、デザインを学ぶすべての方にとって必見の書籍です。初心者でも気軽に取り組める内容から、経験者が再確認する際にも役立つ情報が満載です。あなたもこの本を手に取って、デザインの楽しさと奥深さを体験してみてはいかがでしょうか。