料理研究家・土井善晴さんが語る家庭料理の本質
家庭料理は、ただおいしく作るだけではなく、料理を通じて家族との絆を深める大切な時間でもあります。そんな家庭料理について語るのが、料理研究家の土井善晴さんです。彼は、ABCラジオの『SUNSTAR presents 浦川泰幸の健康道場プラス』に登場し、料理の在り方やその魅力について語ります。
弱火でじっくりと
土井さんの料理のポイントは、なんといっても「弱火」だと言います。特に目玉焼きの例を挙げ、じっくりと火を通すことの大切さを説きます。焦げやすい白身を守りながら、黄身はしっとりと仕上がる。土井さんによると、ガスの強火ではなく、じっくりと火を通すことで、両方の素材が持つ良さを引き出すことができるのです。
「おいしい」の再定義
現在、料理における「おいしい」とは、多くが濃厚な味付けや人工的な調味料を指します。土井さんはその風潮に一石を投じ、「おいしくなくてもいい」という新たな視点を提案します。家庭料理が抱えるプレッシャーの中で、母親が「おいしさ」を強いられることが負担になっていると指摘し、料理の本質を見つめ直す必要があると強調します。
家庭料理のハードルを下げる
土井さんは『一汁一菜でよいという提案』や『素材のレシピ』などの著書を通じて、家庭料理のハードルを下げる提案をしています。彼の言葉には、料理が特別なものでなくても良いというメッセージが込められています。家にある素材で簡単に作れるレシピを紹介することで、料理を楽しむ心を取り戻そうとしています。
料理は家族の絆
料理をすることは、ただの食事の準備ではなく、家族との心の距離を縮めるための時間でもあります。「おいしいを強いる」空気感の中で失われがちな、そんな家族との絆を再評価することができるのではないでしょうか。土井さんの考えを聞くことで、家庭料理の楽しさと大切さについて新しい視点を得られることでしょう。
番組概要
土井善晴さんをゲストに迎える『SUNSTAR presents 浦川泰幸の健康道場プラス』は、毎週土曜日の9:30から放送されています。ABCアナウンサーの浦川泰幸さんがパーソナリティを務め、仲みゆきさんとともに様々な健康情報をお届けします。ぜひ、家庭料理の新たな楽しみ方を知るためにTune inしてみてください。
詳しい情報は
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