新時代のIE実践マニュアルとなる『実践 IEの強化書2』
2026年4月10日、日刊工業新聞社より新刊書籍『新任リーダーが挑むプロセス現場改革実践 IEの強化書2』が発売されました。これは日本インダストリアル・エンジニアリング協会によって編纂されており、IE(インダストリアル・エンジニアリング)の実践に特化した内容となっています。
IEの真髄とその活用法
IEは20世紀初頭にアメリカのフレデリック・テイラーによって提唱された「時間研究」やフランク・ギルブレスによる「動作研究」が基礎となっている手法です。日本においても、企業の生産性向上や経営合理化を図るために古くから活用されてきました。特に自動車産業を中心とした組立産業では、IEの手法が「人作業中心」として定番とされてきました。
しかしながら、現代ではデジタルおよびAIの登場により、IEの新たな応用が求められています。本書は、伝統的なIEの枠を超え、プロセス型の現場におけるIEの効果的な運用についての具体的な事例や手法を提示しています。
プロセス型現場での実践
本書の大きな特徴は、主人公として描かれる新任リーダーが、さまざまな課題に直面しながらプロセス型現場の改革に挑戦するストーリー形式で展開されている点です。自動車工場でのIE経験を持つ主人公は、装置産業における増産に向けて何ができるかを、対話形式で分かりやすく解説します。これにより、本書は単なる技術的な指南書に留まらず、リーダーシップやチームワークの重要性も強調しています。
各章の内容と構成
書籍は以下の5つの章に分かれています:
1.
IEの基本:IEが何であるかを解説し、基礎を学びます。
2.
プロセス生産工場の特徴:モノと情報の流れから改善点を探ります。
3.
チャレンジ20(製造・物流・管理編):プロジェクトの推進やチーム活動の重要性に触れます。
4.
チャレンジ+20(設備改善編):自動化と設備の方向性について議論します。
5.
IE実践の必須知識:IEの基礎用語や手法を詳細に説明します。
新しいモノづくりの時代
本書は、新たにデジタル技術と人間の協働が求められる時代から着想を得ており、今後のモノづくりに必要な視点を提供します。プロセス型の生産方式が広がる中で、組立産業との違いや、装置産業でのIEの活用についても言及されています。これにより、読者は単に知識を得るだけではなく、実際の現場でどう行動するかを考えるヒントを得られるでしょう。
書籍情報と価格
- - 定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
- - 仕様:A5判、168ページ
- - ISBN:978-4-526-08436-2
本書は、IEの知識を深めたいと考える新任リーダーや、現場改革に挑戦する経営者など、さまざまな立場の方々にとって価値のある一冊となっています。特に、デジタル技術が進化する現代において、IEの効果的な運用法を知ることは、これからのビジネスにとって必要不可欠です。興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてください。