『長電話』トリビュート
2024-12-28 17:40:25

坂本龍一の名著『長電話』をトリビュートしたラジオ番組が登場

ラジオで甦る坂本龍一と高橋悠治の名著『長電話』



J-WAVEが贈る特別なラジオ番組『J-WAVE SELECTION RADIO SAKAMOTO extension “長電話”』の第3弾が、今月末の12月29日(日)に放送される。放送時間は22:00から22:54までの54分間で、坂本龍一が音楽家の高橋悠治との電話のやりとりを収録した1984年の書籍『長電話』をトリビュートした内容となっている。

坂本龍一が2003年から2023年までナビゲーターを務めてきた『RADIO SAKAMOTO』は、探求を続ける彼の声を通じて、音楽の魅力やアートの奥深さをリスナーに届けてきた。闘病中であった彼を支えるかたちで、様々なゲストが代演として登場する中でも、この特別プログラムは多くのリスナーからの期待が寄せられている。

1984年に発行された『長電話』は、坂本龍一が自身の出版社から発刊したもので、彼と高橋悠治が行った長時間の電話の記録が収められている。本書は単なる対談集ではなく、存在そのものが音楽やアートの解釈を深める貴重な作品であり、“長電話”が持つ意味や、時代の変遷に伴って多くのアーティストたちへ影響を与えてきた。近年特に、この本が持つメッセージは新たな価値を再認識され、8月に坂本龍一の意思を受け継ぐ形で再出版が実現した。

今回の放送では、クリエイティブ・ディレクターの保持壮太郎氏と俳優の岸井ゆきの氏が「長電話」形式で会話を交わし、声だけのひとときを楽しむことができる。保持氏は、東京都現代美術館で開催中の坂本龍一の展覧会のプロモーション企画に携わっており、岸井氏との過去の広告仕事での縁があったことから、今回の組み合わせが実現した。

この番組では、ふたりの会話がいかにであるか、立場も異なる彼らのクリエイティビティ溢れる発見が語られる。音のみのやり取りで、視覚に捉えられない距離感や、言葉そのものの力が強調され、2023年という混沌とした時代において特に貴重な体験となるだろう。

ナレーションは、タブラ奏者であるU-zhaanが務める。彼自身も『RADIO SAKAMOTO』でのオーディション出演や高橋悠治との関わりがあるなど、音楽として一体感を持つ今回の特番において、語りの力が加わることだろう。

リスナーは、この時間を通じて、坂本龍一の音楽と彼が影響を与えたクリエイターたちの思いを再確認し、さらに深い理解が得られるに違いない。なお、今回の放送はradikoアプリでも聴取可能で、タイムフリー機能も用意されているため、放送後1週間であればいつでも楽しむことができる。

放送局や番組の詳細は、J-WAVEの公式サイト(J-WAVE公式サイト)をチェックしてほしい。心あたたまる会話が繰り広げられるこのスペシャルな時間をお見逃しなく!

【番組概要】


  • - 放送局:J-WAVE(81.3FM)
  • - 番組名:J-WAVE SELECTION RADIO SAKAMOTO extension “長電話”
  • - 放送日時:12月29日(日)22:00~22:54
  • - 出演:保持壮太郎(クリエイティブ・ディレクター)、岸井ゆきの(俳優)
  • - ナレーション:U-zhaan(タブラ奏者)
  • - radiko URLで聴ける!



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