侍BL『天禀』の魅力とは?
新潮社が初めて手がける本格侍BL『天禀(てんぴん)』が、2025年3月15日からコミックシーモアに登場します。この作品は、時代劇マンガの名匠であるたかせりえさんの力作です。彼はこれまでに多くの時代ものの漫画を手がけてきましたが、ついにBL要素を大胆に取り入れた作品が誕生しました。
概要とストーリー
『天禀』は、江戸・天保年間を舞台にした物語で、三河吉田藩の藩士・祖父江甚介が主人公です。切腹介錯人の鬼貫大膳との運命的な出会いから、2人の間に愛と血によるドラマが展開されます。過去の傷を抱えつつも、相手に惹かれていく様子が繊細に描かれており、BLファンはもちろんのこと、時代物が好きな読者にも刺さる内容となっています。
たかせりえのこだわり
著者のたかせりえさんは「時代小説並みのストーリーがあるBLを描きたかった」と述べています。彼女は自身が長年温めてきたアイデアをもとに、BLジャンルでの新たな挑戦を決意しました。「天稟」の連載が実現したのは、偶然出会った新潮社の編集者のおかげとも語っています。これまでのキャリアを築き上げてきたたかせ氏が、どのようにして侍BLという新しいジャンルに挑んだのか、その背景にも注目が集まります。
期待の高まり
本作は、時代劇ファンにとっても新たな楽しみとなるでしょう。時代劇特有の緻密な描写や、官能的な筆致が巧みに組み合わさり、物語に深みを与えています。現代の社会において、時代劇の持つ価値や魅力が再評価される中で、『天禀』は重要な役割を果たす作品となることが期待されています。
たかせりえのプロフィール
たかせりえさんは、1993年に小学館新人コミック大賞一般部門を受賞し、プロデビューを果たしました。以来、時代ものを中心に多くの作品を手掛けてきました。代表作には『江戸の検屍官』や『公家侍秘録』があり、彼女の独特な視点と洞察力が光ります。多くのファンに支えられてきた彼女だからこそ、今回の新たな挑戦にも期待が寄せられています。
最後に
3月15日から配信される『天禀』は、新潮社が初めて送り出す本格侍BLです。これまでのたかせりえ作品とは一味違ったラブストーリーが待っています。ぜひ、コミックシーモアでその目で確かめてみてください。心が揺さぶられる愛の絵巻がここに誕生します。