新国立劇場で真飛聖が挑む一人芝居『ガールズ&ボーイズ』
新国立劇場は、2026年4月に小劇場で一人芝居『ガールズ&ボーイズ』を日本初演することを発表しました。この作品は、ミュージカル『マチルダ』の脚本で知られるデニス・ケリーによって書かれ、2018年にロンドンのロイヤルコートシアターで初演されました。出演者には真飛聖が決定し、演出はこれまでにも心理描写に定評のある稲葉賀恵が手掛けます。
本作の背景とあらすじ
『ガールズ&ボーイズ』は、ある女性の人生を深く掘り下げ、愛や結婚、仕事の中での出会いや喪失といったテーマを描いています。表面的には順調に見える人生が、些細な出来事から崩れていく様を通じて、現代社会に潜む様々な問題点を浮き彫りにします。この作品は、2020年に予定されていた公演がコロナ禍で中止となったことから、新たな形での企画として再始動することが決まりました。
新国立劇場の歴史
新国立劇場は、1997年に開場した日本唯一の国立劇場で、オペラ、バレエ、ダンス、演劇など多彩な公演を行っています。年間約250ステージの主催公演が行われ、2018年には世界的指揮者の大野和士がオペラ部門の芸術監督に就任しました。
真飛聖のコメント
主演の真飛聖は、役柄に対して非常に意欲的な姿勢を示しています。「一人で舞台を演るなんて、本当に挑戦です。ただ、物語を読み進めるうちに、その面白さに心を揺さぶられ、この役に挑戦しない理由が見つからないと思いました」との思いを語ります。
彼女にとって今年は芸能生活30周年という特別な年であり、来年の一人芝居に魂を込めて臨む意気込みを見せています。「稲葉さんと共に、最大限の力を尽くします。皆さんに楽しんでいただけるような舞台に仕上げます」とコメント。真飛の挑戦と彼女の成長に期待が高まります。
ダブルキャストオーディションも開催
さらに、本作では多様な視点を提供するために、異なる年齢層からのダブルキャストを導入します。そのため、役柄「私」を演じる出演者を募集するオーディションも同時間に行われます。応募資格は31歳から40歳までの舞台経験者で、指定の期間に参加できることが求められます。
オーディションの詳細は2025年9月16日から開始され、10月3日までオンラインで受け付けを行っています。
観客へのメッセージ
演出する稲葉賀恵も、「一人芝居は私にとって初めての試みです。この作品を通じて観客と共感できる瞬間を創出し、登場人物の心の動きを深く感じられるよう努めていきたい」と語っています。この作品が観客にとっても心温まる経験となることを願っています。
2026年4月の公演は、真飛聖と新たな仲間たちによって、観客に深い感動を届けることでしょう。どうぞ注目していてください。