山田和樹の挑戦
2025-11-12 12:55:14

東京芸術劇場が新たな歴史を刻む山田和樹指揮の交響都市計画

東京芸術劇場と山田和樹の新たな挑戦



日本の音楽界に新たな波が訪れようとしています。東京芸術劇場が2026年4月1日から新たに山田和樹氏を音楽部門の芸術監督に迎え、初めて2人体制での芸術監督を創設します。舞台芸術部門には岡田利規氏が就任し、両氏はそれぞれの分野で東京芸術劇場の新たな創造を引き出します。

この新たな試みのスタートとなるのが「山田和樹&東京芸術劇場交響都市計画」です。このプロジェクトは、音楽公演を通じて新しい創造を発信することを目標としており、特に山田氏が初めて手がける作品には、邦人作曲家・水野修孝氏の『交響的変容』が選ばれました。この作品は、クラシック、ジャズ、民族音楽と多様な音楽要素を持ち、初演時には700名以上の演奏者を必要とした大作です。

『交響的変容』の魅力



水野修孝作曲の『交響的変容』は、1992年に初演されたのち、再演が困難とされてきました。しかし、山田氏はこの「不可能」の言葉に挑戦する意義を感じ、再演の機会を探していました。オーケストラには、山田氏が信頼を寄せる読売日本交響楽団をはじめ、初演の際に参加した太鼓奏者の林英哲氏、東京混声合唱団と栗友会合唱団が一堂に会します。このように、一流のアーティストたちが集い、伝説の作品に挑むことが話題を呼んでいます。

音楽の力を再確認する時



山田氏は、芸術監督としての初公演にこの作品を選択した理由を「自分の身体から生まれているような感覚を持った」と述べています。これは、オーケストラの響きと自分の感覚が重なり合う、特別な体験だと語ります。『交響的変容』は、巨大なスケールを持ちながらも、現代社会に対する重要なメッセージが込められています。

山田氏は、芸術監督としての目標に「池袋から世界への発信」を掲げています。国内外での創造力を集結し、新しい価値を生み出すプロジェクトを目指し、長い時間をかけてでも成果を出すことを掲げています。この想いが、芸術界の新たな未来を拓いていくことでしょう。

期待が高まる公演とその詳細



公演概要


  • - 名称: 山田和樹&東京芸術劇場交響都市計画 ─ 水野修孝/『交響的変容』
  • - 日時: 2026年5月10日(日) 12:00開演(11:00開場/16:30終演予定)
  • - 会場: 東京芸術劇場 コンサートホール
  • - 出演者: 山田和樹(指揮)、読売日本交響楽団、東京混声合唱団、栗友会合唱団、林 英哲(太鼓)
  • - チケット料金: S席17,000円、A席15,000円など
  • - チケット発売: 芸劇メンバーズ先行(WEB先着)発売 11月22日(土) 10:00から

この新たな試みが、東京芸術劇場の歴史に新たなひとページを刻むことは間違いありません。大規模な交響作品の再演によって、人々が集うことの意義を再確認する機会となるでしょう。ぜひ、皆さんもこの特別な公演に足を運び、その歴史的瞬間を目撃してください。


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