リーディングドラマ『終わった人』が再び京都へ
リーディングドラマ『終わった人』が2026年春に京都劇場での上演を予定している。この舞台は、人気俳優の中井貴一さんとキムラ緑子さんが主演する、感動と笑いに満ちた二人舞台です。原作は著名な脚本家である内館牧子さんによる同名作品で、定年という人生の転機をテーマにした物語です。
2023年、2024年に行われた公演は大きな反響を呼び、すべての公演が即日完売するほどの人気を誇りました。そのため、ファンの熱い要望に応える形で、再再演が決定したことは大変喜ばしいニュースです。
中井貴一さんの意気込み
中井貴一さんは、「終わった人」の再再演に際して、初演と再演よりもさらなるパワーアップを目指している意向を示しています。彼は、同作のストーリーやキャラクターを深く掘り下げ、新たな魅力を引き出すために、練り直しを行う姿勢を見せています。観客には、劇場での体験を通じて、夫婦が共に歩む人生の深いところを感じ取ってもらいたいと語っています。
キムラ緑子さんの思い
同じく主演を務めるキムラ緑子さんも、この再再演を迎えられることを喜びの声を上げています。過去に中井さんと共演したいくつかの舞台経験が、今作にどう活かされるのかと期待を寄せています。彼女は原作を再度読み直すことで新たなインスピレーションを得るプロセスを経て、観客が楽しめる新しい演技を届けたいと意気込んでいます。
内館牧子さんの視点
原作者である内館牧子さんは、多くの読者が自身を主人公に重ねる声を耳にしてきました。「モデルはいない」と語る彼女は、あくまで創作したキャラクターであることを強調しています。そして、定年後の男性たちの心理や現実を真摯に描いている本作が、多くの人々に共感を呼ぶ結果となったことに大きな満足感を示しています。
笹部博司さんの演出
演出を手がける笹部博司さんは、主人公である田代壮介の人生が、定年を迎えた瞬間からどのように変化していくのかを表現しています。彼の日常は急激に変わり、「定年は生前葬」と呼ぶ衝撃の現実の中で、恋や仕事が彼の人生に新たな彩りを加える様子を描いています。中井貴一さんとキムラ緑子さんの実力派俳優コンビが、哀しみと喜びをみごとに演じ分けることで、観客に強い印象を与えることでしょう。
公演情報
この舞台の公演は、2026年3月20日と21日に京都劇場にて行われます。全席指定のチケットは9,500円で、12月13日から販売開始となります。また、詳細な情報は公式サイトで確認できるので、是非チェックしてください。貴重な機会をお見逃しなく!
観客がこの素晴らしいドラマに触れ、改めて人生を問い直すきっかけとなることを願っています。