札幌PARCOが50周年を迎え五十嵐威暢氏展と特別プログラムを開催

札幌PARCOが50周年を迎えた特別なイベントの幕開け

札幌市に位置する札幌PARCOが、開業50周年を祝して、これまでの歴史を振り返りつつ、新たな文化の拠点としての役割を果たすイベントを開催することになりました。この特別な節目に合わせて、日本初のライブストリーミングスタジオ「DOMMUNE」とのタイアップも実現し、現代アートと音楽を融合させた独特なプログラムとして注目を集めています。

五十嵐威暢氏のアート展「A–Z Homage to Takenobu Igarashi」

最初の目玉となるのは、北海道滝川市出身の著名デザイナーであり彫刻家の五十嵐威暢氏に敬意を表した大規模な企画展です。「A–Z Homage to Takenobu Igarashi」は、10月4日から11月10日まで札幌PARCO内の7階SPACE7及び各階の客用階段を活用して開催され、その間、五十嵐氏の代表的な作品やその背後にある哲学を紹介します。五十嵐氏は国際的に評価され、多くの名作を生み出してきたアーティストで、2010年に帰国した後も北海道のアートシーンに貢献し続けています。

特別プログラムの概要

さらに、10月3日には開催前夜祭として関係者内覧会が行われ、その後、特別プログラムが生中継されます。このプログラムでは、有識者が集まり五十嵐氏の作品についてのトークセッションを行います。参加者には、アートやデザインに精通した専門家が名を連ね、彼の作品が持つ多様な意義を掘り下げることを目的としています。

オルタナティブカルチャーの解析と音楽的刺激

プログラムの前半では、音楽やデザイン、オルタナティブカルチャーについてのディスカッションが展開されます。後半では、札幌を拠点とするHIPHOPグループ「THA BLUE HERB」のメンバー、O.N.O氏とDJ DYE氏が登場し、「A–Z inspired by BEATS｜BROADJ#3457」と題したパフォーマンスを行います。このDJセットは、札幌PARCOの館内全体を舞台にし、観客に視覚的かつ聴覚的な体験を提供する予定です。

DOMMUNEからの生中継

本イベントは「DOMMUNE」からの生配信を通じて、全国の視聴者にも届けられます。DOMMUNEとは、映像作家であり現代アートの先駆者である宇川直宏氏が設立した日本初のライブストリーミングスタジオで、アートから音楽、トークショーまで様々なジャンルの番組を配信しています。彼の活動は、無限の可能性を秘めた表現方法として注目され、多くのファンを魅了しています。