小川洋子の新作エッセイ集『続 遠慮深いうたた寝』10月16日発売!
作家・小川洋子さんの最新刊『続 遠慮深いうたた寝』が、2025年10月16日に発売されることが発表されました。このエッセイ集は、2020年にイギリスで開催されたブッカー国際賞にノミネートされた小川さんの新たな側面を垣間見ることができる作品です。
小川洋子、受賞歴のある実力派作家
小川洋子さんは1988年にデビューし、91年に「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞するなど、数々の文学賞を獲得してきました。彼女の作品は国内外問わず多くの読者に支持されており、その国際的評価は急速に高まっています。「博士の愛した数式」や「ミーナの行進」など、数々の名作が翻訳され、世界中で賞賛されています。
『続 遠慮深いうたた寝』の魅力
この新作エッセイ集は、「遠慮深いうたた寝」と題された神戸新聞での連載エッセイを元に、懐かしい思い出や創作の裏側、心に残る書籍について綴られています。各エッセイはまるで短編集のように、日常生活の中での温かな出来事やストーリーが描かれており、小川さんの素顔を感じることができる内容となっています。
特に注目すべきは、先代のエッセイ集でも評判を呼んだ装丁デザインです。名久井直子氏によるブックデザインと、九谷焼の作家・上出惠悟氏による陶板画が見事に融合し、視覚的にも楽しめる一冊に仕上がっています。このタッグは、前作に続いて継続されており、芸術的な価値も兼ね備えた作品です。
読者への特別な贈り物
さらには、本書の発売を記念して収録されるエッセイ「無限の自由」が特別に全文公開されることになっています。このエッセイでは、作家自身の創作に対する思いや、読者から受け取った手紙に触発されて広がった新たなインスピレーションについて語られています。それが、どのように小川さんの作品世界を豊かにしているのかが感じられるでしょう。
書籍情報
- - 書名:続 遠慮深いうたた寝
- - 著者:小川洋子
- - 仕様:四六判/上製/240ページ
- - 発売日:2025年10月16日
- - 税込定価:1,793円(本体価格1,630円)
- - ISBN:978-4-309-03234-4
- - 装丁:名久井直子
- - 陶板画:上出惠悟
- - URL:河出書房新社
電子書籍も同日に発売される予定ですので、スマートフォンやタブレットで手軽に楽しむこともできるようになります。
まとめ
小川洋子さんの『続 遠慮深いうたた寝』は、彼女の文学的な深さを改めて感じられる一冊です。ファンはもちろん、新たに彼女の作品を手に取る方にも、十分に魅力的な内容となっていることでしょう。ぜひこの機会に購入して、彼女の世界に触れてみてください。