「Ballet Muses—バレエの美神2025」が愛知で初開催!
11月に東京、大阪、愛知の三都市で開催される「Ballet Muses—バレエの美神2025」が、バレエファンの期待を集めています。特に愛知県での開催は初めてとなるため、地元のダンスファンには特別な意味を持つ公演です。この公演では、国際的に名高いダンサーたちが一堂に会し、2年ぶりとなるこのシリーズを華やかに彩ります。
注目の特別対談
公演に先駆けて、愛知県芸術劇場の芸術監督を務める唐津絵理さんと、ベルリン国立バレエの佐々晴香さんが特別対談を行うことが決定しました。日本のバレエ界における重要な二人の視点から、国内外のバレエとダンスについて、そして公演の見どころに焦点を当てた内容が語られます。
日本と海外のバレエ観の違い
対談では、佐々さんが現在活動しているベルリンにおけるバレエの特徴についても触れます。彼女は、ベルリンのバレエ界ではコンテンポラリー作品が多く、観客の受容も幅広いことを強調しました。一方で、日本の観客は古典バレエ志向が強く、新しい挑戦への受容がやや控えめであると分析しています。
「海外では新しい試みに対してもオープンで、観客がそれを楽しむ姿勢が見られます。日本の観客はより真剣に作品の意味を追い求める傾向があり、そこに少し距離を感じることがありますね」と佐々さんは語ります。
世界の舞台での経験
佐々晴香さんは、多くの著名なダンスカンパニーで活躍してきた経験を持ち、振付家からの直接的な指導を受ける機会も多かったといいます。特に、リハーサルでの振付家との関わりは、作品の理解を深めるだけでなく、ダンサー自身の表現を磨く貴重な時間でもあると述べています。彼女は、「振付家の意図を直接受け取ることで、動きの奥深さを感じ、舞台上での演技に活かせる」と、その重要性を強調しました。
シュプック芸術監督の新作
2023/2024シーズンからベルリン国立バレエの芸術監督に就任したシュプック氏の作品も注目されています。特に、彼女の「ノクターン」はシンプルでありながらも深淵な美しさを持ち、今度の公演で佐々さんが初めて踊ることが期待されています。「この作品は、ブノワ賞の受賞式で振り付けられたもので、ダンサーによって印象が大きく異なるため、私とダヴィッドの新しい解釈を見ていただけるのが楽しみです」と佐々さんは嬉しそうに語ります。
公演詳細
「Ballet Muses—バレエの美神2025」の開催日程は以下の通りです。
- - 東京国際フォーラム: 10月31日(金)、11月1日(土)
- - 東大阪市文化創造館: 11月3日(月・祝)
- - 愛知県芸術劇場: 11月5日(水)
チケットはSS席が22,000円から、C席は8,000円から販売されます。
詳細や最新情報は
公式HPでご確認できます。バレエの美神たちが織り成す夢のような舞踏を見逃さないでください。これからの公演が、観客に新たな発見と感動をもたらすことを期待しています。