舞台「明日を落としても」
2025-10-11 19:02:31

兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念公演 舞台「明日を落としても」が開幕!

舞台「明日を落としても」開幕!



兵庫県立芸術文化センターの開館20周年を記念する特別な舞台、『明日を落としても』が2025年10月11日(土)に始まりました。この作品は、演出の栗山民也さんと脚本家のピンク地底人3号さんがタッグを組み、過去の出来事と向き合う人々の姿を描いています。キャストには、佐藤隆太さん、牧島輝さん、川島海荷さん、酒向芳さんなどが名を連ねています。

物語の背景



物語は、2025年の冬に位置する桐野旅館を舞台に展開します。この旅館の社長、桐野雄介(演:佐藤隆太)は、忘れられない大震災の日の思い出を抱えて生きています。彼の元に、かつてのアルバイト生、神崎ひかる(演:牧島輝)が再び現れます。二人の出会いは、震災が起こる少し前の1995年に遡ります。

対照的な背景にいる彼らは、それぞれの葛藤を抱えており、雄介は若いひかるに自分を重ねながら彼の成長を手助けしていきます。たとえ過去のトラウマが心の中に存在しても、その記憶と向き合うことで彼自身も変わってゆく様子が心に響きます。

二つの時間軸



作品は、過去と現在の二つの時間軸を行き来しながら、登場人物たちの日常が描かれていきます。ささいな挨拶や日常の風景に潜む愛おしさが、観客に温かさを伝えます。そして、「ただいま」や「おかえり」といった言葉の中に込められた人々の思いは、観る者の心を打つこと必至です。

栗山監督は、30年前に阪神・淡路大震災が起こった際に、この劇場で様々な公演を手がけてきた経験を生かし、本作にも深い思いを込めています。

出演者のコメント



演出を担当する栗山民也氏は、開幕に際して「ここへ来ると、過去のいろいろなことが頭に浮かんでくる」と語りました。また、主演の佐藤隆太さんは、主人公の雄介が過去と向き合いながら成長する姿に「多くの人が自らの体験と重なる部分を感じられると思う」とコメント。さらに、牧島輝さんは「この作品を通して、観客の心に少しでも希望の光を届けたい」と意気込みを伝えました。

公演情報



この公演は、10月16日(木)まで兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで上演され、10月22日(水)から27日(月)には東京・EX THEATER ROPPONGIでも行われます。

県立芸術文化センターはこの作品を通じて、多くの人々と想いを共有し、震災から得た教訓を再確認するきっかけを提供します。ぜひ、劇場でその迫力を体感してみてください。


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