音の匠・中田卓也
2025-10-31 10:46:21

ヤマハ株式会社・中田卓也が「音の匠」として顕彰決定!

ヤマハの音楽の革新者、中田卓也が「音の匠」に輝く



ヤマハ株式会社の取締役会長である中田卓也氏が、一般社団法人日本オーディオ協会から2025年度「音の匠」として顕彰されることが決定しました。この顕彰は、音楽を通じて社会貢献を果たした人物に贈られるもので、顕彰式は「音の日」である12月6日の前日の12月5日(金)に、神田スクエアホールで開催される予定です。

「音の匠」とは?


「音の匠」は1996年から始まった顕彰制度で、日本の音楽文化の発展に寄与した人材を称えるものです。中田氏が選ばれた理由は、電子楽器の分野での彼のリーダーシップにあります。特に、シンセサイザーやリズムマシンなど、幅広い電子楽器の企画・開発において大きな貢献をしたことが評価されました。彼の取り組みは、日本の電子楽器技術の礎を築き、世界中での電子楽器の普及を促進してきました。

中田卓也氏の略歴


  • - 氏名: 中田 卓也(なかた たくや)
  • - 役職: ヤマハ株式会社 取締役会長

中田氏は1981年に日本楽器製造株式会社(現:ヤマハ株式会社)に入社。音源LSIやMSXパソコン、マルチ音源「FB-01」といった革新的なプロジェクトに携わり、音楽制作の未来を切り開いてきました。彼の手がけた音源内蔵シーケンサー「QY10」は、携帯音楽制作機の先駆けとして多くのユーザーに支持され、この成功が以後の電子楽器開発に大きな影響を与えました。

続いて、電子楽器とプロオーディオ部門の統合を推進し、スタインバーグ社やNEXO社の買収を通じて包括的な事業基盤を築きました。2009年にはハイブリッドピアノ「AvantGrand」を発表し、アコースティックとデジタル技術の融合による新たな音楽体験を提供しました。

2013年に代表取締役社長に就任し、2024年には取締役会長に昇格。現在も一般財団法人ヤマハ音楽振興会の理事長として、音楽文化の普及と発展に注力しています。

まとめ


中田卓也氏の業績は、音楽とテクノロジーの交差点に立つ重要な足跡を残しています。彼のリーダーシップのもとで、ヤマハはますます進化を続け、音楽の可能性を広げています。この度の「音の匠」顕彰は、中田氏のこれまでの貢献に対する称賛であり、彼の今後の活動にも期待が高まります。


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