渋谷をつくり上げた50年の歴史と未来の設計を探る
渋谷、東京の中心でありながら、多様な文化が交差する街。その背後には、名もなき個人の衝動が集結し、街の風景を変えてきた歴史があります。この街で何が起こり、どのように変わってきたのかを探るべく、2026年7月3日に渋谷で特別なイベントが開催されます。このイベントでは、著者の内田朋子や放送作家の金森匠、そして文化拠点を設けた持田剛といった3名の専門家が集結し、渋谷の現在と未来を語り合います。
渋谷の変遷と新たなソフト
近年、渋谷はその骨格を大きく変え、次々と高層ビルが建設されています。東急スクランブルスクエアや渋谷ストリーム、渋谷ソラスタなどの新たなランドマークが登場し、街の「ハード」は整いました。しかし、多くの訪問者が感じる、何か物足りなさはどこから来るのでしょうか?
このイベントは、渋谷の発展を振り返るだけでなく、「次のソフト」を誰が設計するのかを考察する機会でもあります。「渋谷半世紀」という書籍の成果をもとに、過去と未来を見つめる視点を提供します。
5つの章で渋谷の50年を理解する
本イベントは五つの章に分かれており、それぞれの章が渋谷の文化的骨格を剖析します。
第一章|東急という骨格
この章では、渋谷のインフラと商業の基盤を築いた東急の役割について考えます。どのようにして、公共交通がこの街の文化と経済を支えたのでしょうか。
第二章|パルコが開けた扉
次に、パルコがもたらした文化の革新について議論します。大企業がどのようにして文化の世代交代に影響を与えたのか、贅沢さとカルチャーの関係を探ります。
第三章|渋谷系とクラブの夜
渋谷系音楽とクラブ文化が、どのようにして地下から地上へ登りつめたのか。その歴史と影響力を共有し、音楽が文化に与えた変革について掘り下げます。
第四章|ストリートが世界を動かした日
この章では、コギャル現象を通して、ストリート文化がどのようにトレンドを作り出したのか、そしてその影響力がどのように世界に広がったのかを分析します。
第五章|では、次の渋谷は誰が作るのか?
最後に、参加者全員で未来の渋谷をどう設計するのかを討論します。懐古的な視点に留まらず、これからの文化やエンターテイメントの新たな形を探ります。
書籍『渋谷半世紀』の背景
このイベントの背景には、『渋谷半世紀』という書籍があります。内田朋子と後藤充が共著したこの本は、1970年代から現在にかけての渋谷の文化を記録し、時代の重要なキーパーソンたちの証言を取り入れています。糸井重里や野宮真貴といった識者たちの言葉を通して、街の裏側に流れる市井の人々の文化的な足跡を感じることができます。この書籍は、今後の日本社会におけるカルチャーの行方にも大きな影響を与えることでしょう。
イベント詳細
この特別な夜は、2026年7月3日、NONLECTURE books/artsにて行われます。新たな文化を育てようとする熱意が集結する場ですので、ぜひ参加してみてください。大資本と名もなき個人、双方の視点から渋谷の未来を考えましょう。