2025年上半期ブクログランキングが発表
株式会社ブクログが運営する読書管理サービス『ブクログ』の2025年上半期ランキングが発表され、多くの読者たちの注目が集まっています。このランキングは、2025年1月から6月にかけて、ユーザーの「読みたい」や「読んだ」と記録した作品をもとに構成されています。今回のランキングでは、特に本と漫画の分野で個性的なラインナップが目立ち、読書好きには興味深い選出となっています。
本部門第1位:『カフネ』(阿部暁子著)
2025年本屋大賞を受賞した『カフネ』が本ランキングのトップに立ちました。この作品は、大切な人を失った2人の女性が、手料理や人とのつながりを通じて心の痛みを乗り越えていく姿を描いています。過去の喪失感を抱える登場人物たちが共感を呼び、約1,700件もの感想が寄せられ、読者からは「心に響くストーリー」という評価が多数見られました。
さらに、作中に登場する手料理が「美味しそう」として多くの読者に叫ばれました。この評判を受けて、ブクログではカフネに関するユーザーからの質問を集め、作者の阿部さんにインタビューを行っています。その詳細は、ブクログの特設ページで確認できるので、関心のある方はぜひ訪れてみてください。
漫画部門第1位:『本なら売るほど』(児島青著)
一方、漫画ランキングでは『本なら売るほど』がダントツの人気を誇りました。この作品は、古本屋「十月堂」を舞台に、本好きたちの様々な姿を描いています。ブクログでのランクインは1ヶ月以上に及び、その間に約300件の感想が寄せられました。
本作では、さまざまな「本好き」のリアルを見事に表現し、愛着や共感を持つ読者が続出しました。短編集の形態で読みやすく、物語中に登場する書籍への関心も高まります。「この本をきっかけに読んでみた」という声も多く、続編となる2巻も同様に高い人気を得ています。
2025年上半期 本ランキング一覧
1. カフネ (阿部暁子 / 講談社)
2. 一次元の挿し木 (松下龍之介 / 宝島社文庫)
3. 傲慢と善良 (辻村深月 / 朝日文庫)
4. 禁忌の子 (山口未桜 / 東京創元社)
5. 謎の香りはパン屋から (土屋うさぎ / 宝島社)
6. 恋とか愛とかやさしさなら (一穂ミチ / 小学館)
7. 人魚が逃げた (青山美智子 / PHP研究所)
8. 成瀬は天下を取りにいく (宮島未奈 / 新潮社)
9. 方舟 (夕木春央 / 講談社文庫)
10. コンビニ人間 (村田沙耶香 / 文春文庫)
2025年上半期 マンガランキング一覧
1. 本なら売るほど (児島青 / KADOKAWA)
2. 本なら売るほど(2) (児島青 / KADOKAWA)
3. SPY×FAMILY(15) (遠藤達哉 / 集英社)
4. ONE PIECE(111) (尾田栄一郎 / 集英社)
5. 薬屋のひとりごと(15) (原作:日向夏画:ねこクラゲ / スクエア・エニックス)
6. 葬送のフリーレン(14) (原作:山田鐘人画:アベツカサ / 小学館)
7. ミステリと言う勿れ(15) (田村由美 / 小学館)
8. よつばと!(16) (あずまきよひこ / KADOKAWA)
9. ごはんが楽しみ (井田千秋 / 文藝春秋)
10. 呪術廻戦(30) (芥見下々 / 集英社)
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