クランチロール・マンガがKAZÉに復活!新たなラインナップも公開
2025年12月10日、ペガサス・マンガはクランチロール・マンガのブランド名を、創業時の名称である「KAZÉ」に戻すことを発表しました。この変革は、2026年の出版計画とともに、同社が長期的なビジョンを持って国際的なマンガ市場での存在感を強化しようとする意図を示しています。
KAZÉの歴史と信頼性
「KAZÉ」という名前は、フランスとドイツにおいて30年以上も続くマンガ出版の象徴的な存在であり、読者や業界内での尊敬を集めています。ペガサス・マンガの代表である井山英貴氏は、この名称変更がブランドの再構築とともに読者との関係性を再構築するための必要なステップであることを強調しました。
新たなブランドの方向性
ハーパーコリンズ・パブリッシャーズのCEOであるシャンタル・レスティーボ=アレッシは、KAZÉが商業的な成功だけでなく、編集への情熱を体現していることを述べました。このブランドは、芸術的自由と卓越した編集を兼ね備えた存在であることを再確認し、ファン達に新たな価値を提供し続けることでしょう。
ロゴの進化
また、新しいロゴは伝統を尊重しつつも、現代的なタッチを取り入れたものです。大胆な赤い正方形がそのまま残され、柔らかいラインと洗練されたディテールが新たなアイデンティティを与えており、今後のデジタル時代に向けた適応を果たしています。
新ラインナップの発表
2026年の上半期に予定されているマンガのラインナップも注目されています。フランス版では、藤間麗による『黎明のアルカナ』や『王の獣』が4月に登場し、また大鳥雄介の『MAD』も到着予定です。他にも多彩な作品が夏までに続々とリリースされる予定です。
フランス版ラインナップ
- - 4月1日: 『黎明のアルカナ』藤間麗
- - 4月1日: 『王の獣』藤間麗
- - 4月15日: 『MAD』大鳥雄介
- - 5月6日: 『古々路ひめるの全秘密』小松翔太
- - 5月20日: 『正義の禄号』龍幸伸
- - 6月3日: 『アルカロイドの花嫁』及川滲
- - 6月24日: 『あやしい癒しの八雲さん』綾野六師
ドイツ版ラインナップ
- - 4月3日: 『HEART GEAR』タカキツヨシ
- - 4月3日: 『あそこではたらくムスブさん』モリタイシ
- - 5月1日: 『メルヘン課長とノンケ後輩くん』ミナモトカズキ
- - 5月1日: 『百貨店ワルツ』マツオヒロミ
- - 7月3日: 『魔女と猫』黒井よだか
- - 7月3日: 『となりの百怪見聞録』綿貫芳子
- - 7月3日: 『東京怪人ラプソディ』杉戸アキラ
現在刊行中の全シリーズはそのまま継続公開されますが、2026年4月以降の書籍には新たなKAZÉブランディングが施されます。このように、KAZÉは新しい章の幕開けを迎え、漫画ファンに新たな魅力を提供し続けることが期待されます。
ハーパーコリンズ・パブリッシャーズとは
なお、ハーパーコリンズ・パブリッシャーズは、15か国で事業を展開し、200年以上の歴史を持つ大手出版社です。毎年約10,000点の新刊を出版しており、多様なジャンルの著者が名を連ねています。KAZÉの新たな挑戦が、国内外の漫画市場でのさらなる発展に寄与することを願っています。