HTB制作のドキュメンタリー『生ききる』が最優秀賞を受賞！放送情報をお届け

HTB制作のドキュメンタリー『生ききる』が最優秀賞を受賞！

先日、4月18日(金)に行われたテレメンタリー2024年度表彰式において、HTB制作のドキュメンタリー番組『生ききる～俳優と妻の夜想曲～』が最優秀賞に輝きました。この賞は、日本全国24局が週替わりで製作するテレメンタリー競作の中で与えられるものです。

近年、ドキュメンタリー番組は、その社会派の視点と地域性への配慮から、多くの支持を受けています。特に『生ききる』は、がんに苦しむ60歳の俳優・脚本家が新たな作品を作ろうと奮闘する姿を捉えています。夫婦の絆が試される中で、どのように向き合っていくのか、深く心を打たれる内容です。

この作品のアンコール放送は、2025年4月27日(日)の深夜2時15分から、さらに5月8日(木)の午後2時20分から予定されています。過去の最優秀賞受賞作の中でも、HTBが受賞を果たすのは2020年度以来の事。前回は「おっぱい2つとってみた～46歳両側乳がん～」が受賞しました。

作品の内容について

『生ききる』は、がんの診断を受けた俳優の闘病生活とその妻の葛藤を描いています。60歳という年齢で治療しなければ余命6ヶ月と告げられた主人公が、痛みを抱えながらも舞台に立ち続け、新しい作品を完成させようとする姿が映し出されています。彼の妻もまた、同じように現実を受け入れることに苦しみ、夫婦で向き合わなければならない選択が迫られます。

この物語は、ただのドキュメンタリーにとどまらず、視聴者にも「がん」という現実にどう向き合うべきかを考えさせる力強いメッセージを持っています。製作にあたった沼田博光氏は、「この作品が、辛い闘病の中にいる斎藤さん夫婦にとって少しでも励みになればと思っています」と語っています。