ABU賞受賞の裏側
2025-09-16 15:50:20

名古屋テレビのドキュメントがABU賞を受賞!命を救う医療の現実に迫る

名古屋テレビのドキュメントがABU賞を受賞



名古屋テレビ放送が制作した「メ~テレドキュメント 救いの時差 ~ある小児がん医師の呻吟~」が、国際的な番組コンクールであるABU(アジア太平洋放送連合)賞において、テレビドキュメンタリー部門の最優秀賞を獲得しました。この栄誉ある受賞は、9月14日にモンゴル・ウランバートルで行われた授賞式で発表されました。

ABU賞受賞の意義



メ~テレがABU賞を受賞したのはこれが二度目で、前回は2011年の「メ~テレドキュメント ヒバクコク~切り捨てられた残留放射線~」が受賞しています。この番組は、小児がんという厳しい現実に直面した子供たちと医療現場の葛藤を描いており、視聴者に深い感動を与えました。

番組の概要



番組では、名古屋大学病院の小児科医・高橋義行医師による、がん治療の現状と新薬への道のりを描いています。登場人物の一人、久保田ちひろちゃんは9歳で、神経芽腫という稀な病気に罹っています。彼女は、イタリアで新たな治療法を見出し、それにかける希望と親の愛情が詰まっています。一方で、治療を受けることができずに新薬を待つ髙橋結衣ちゃんも紹介され、日本国内での医療の壁に直面する二人の物語が展開されます。

制作スタッフの思い



この作品を手がけた村瀬史憲プロデューサーは、受賞に際して感謝の意を表し、「高橋医師の姿勢と子どもたちの命の尊さが評価された結果」とコメントしました。また、小澄珠里ディレクターは、今後の新薬開発の道のりについても触れ、命の救済に向けた努力の重要性を訴えました。

緻密な制作過程



審査員からは、この作品の高い制作価値やストーリーテリング、演出が特に評価されています。医療現場の緊迫感や倫理的課題を鮮やかに描写し、映像と音声の技術も非常に高く評価されました。細部にわたった取材に基づいた緊張感あふれるストーリー展開は、視聴者に深い没入感を与えたとも述べられています。

再放送と配信情報



メ~テレでは、本作を再放送する予定であり、2025年9月26日(金)午後1時45分から放送が決定しています。この再放送は、愛知・岐阜・三重の東海地区で限定されますが、TVerやLocipoでも見逃し配信される予定です。

結び



「メ~テレドキュメント 救いの時差」は、医療の現実を深く掘り下げ、視聴者に大切なメッセージを伝える作品です。命の尊さや医療の課題に思いを馳せることができる貴重な番組として、今後もその活動に期待が寄せられます。


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