三上晴子追悼展
2025-09-19 14:42:22

三上晴子没後10年を記念した追悼展「MIKAMI MEME 2025」が開催決定

三上晴子没後10年追悼展「MIKAMI MEME 2025」



2025年の秋、メディアアートの先駆者、三上晴子を称える追悼展「MIKAMI MEME 2025」が東京・新宿の√K Contemporaryで開催されます。この展覧会は、彼女が2015年に急逝してから10年目を迎えるにあたって、三上の創造力や彼女が築いたアートの深い世界を再評価する機会となります。

三上晴子は1961年に誕生し、当初は鉄のジャンクを使った作品で名声を得ました。1980年代から90年代にかけ、彼女は脳やコンピュータ、身体といったテーマを反映させ、インタラクティブアートの先駆者として国際的に評価されました。また、彼女は多摩美術大学で数多くの学生を育成し、アートの教育にも貢献してきました。

本展では、三上晴子との対話を通じて影響を受けたアーティストたちの作品も展示され、彼らがどのように「MIKAMI MEME」という創造的な概念を受け継いでいるのかを探ります。参加作家には、飴屋法水、平川紀道、三原聡一郎、毛利悠子、山川冬樹、やんツーといった、三上と深い関係を持つアーティストたちが名を連ねており、彼女の影響を色濃く受けた作品が展示されます。

この「MIKAMI MEME」は、情報の流れや生成的なプロセス、偶然性といった要素を含んでおり、三上が長年追求したテーマと合致します。展覧会を通じて、観客は自身のミームを見出し、三上晴子が築いた豊かな情報のネットワークの一部であることを体験できるでしょう。

特に注目すべきは、11月3日には飴屋法水による特別パフォーマンスが予定されていることです。このパフォーマンスは、彼が80年代に三上と共に制作した《バリカーデ》に基づくもので、彼女の作品の魅力を新たな形で体験できる貴重な機会となります。

「MIKAMI MEME 2025」は、彼女の影響力が今もなお多くのアーティストに息づいていることを認識させると同時に、現代の社会や技術の変化がどのように彼女のメッセージや思想を生かしているのか検討する場となります。この展覧会を訪れることで、非視覚的な情報が私たちの世界にどう作用しているか、さらに、三上晴子の美学がどのように今も影響を及ぼしているのかを考えさせられることでしょう。

ぜひ、この機会をお見逃しなく。詳細は√K Contemporaryの公式ウェブサイトで確認可能です。観覧者の皆さんが、一人ひとりの「ミーム」を育む体験を通じて、三上晴子の遺したメッセージを新たに受け継いでいくことを願っています。


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