事故物件を科学で解明!オバケ調査の実態とは
2025年6月25日、ワニブックスから発表される新刊『事業内容:オバケ調査 - 事故物件を科学的に調査する会社で起きたこと -』は、実際にオバケ調査を行う株式会社カチモードの活動の裏側を描いた衝撃的な内容です。本書の著者は、児玉和俊氏。彼は株式会社カチモードの代表取締役として、事故物件の調査業務に取り組んでいます。
この本は、オバケにまつわる不動産のトラブルを科学的に解決するための取り組み、そしてその背景にあるストーリーを提供しています。
顧客を救うオバケ調査
事故物件とは、過去に死亡事故や自殺があった物件のことで、法律的には「告知事項あり」として説明責任が求められます。しかし、これらの物件は不動産オーナーにとって頭を悩ませる存在です。児玉氏は、このような物件を抱えるオーナーたちを救うことを目指して「オバケ専門の調査会社」を設立しました。
それが株式会社カチモードです。彼の会社では、映像、音声、電磁波、室温、湿度、気圧、キュレーションされたデータを駆使し、事故物件での詳細な調査を行っています。調査は大体22時から翌朝6時までの間に行われ、夜の静かな時間帯に行われるため、より確かな証拠を見つけることを目指しています。
科学が暴く真実
本書では、起業の経緯、さまざまな調査例が紹介されており、その中で「見えてはいけないもの」が見える瞬間も描写されています。現実に起こる不思議な現象を科学的に分析することにより、これまで「オバケ」として扱われてきた存在の真実を暴こうとする試みが伝わります。この根底には、事故物件を抱えた不動産オーナーに対する真摯な思いがあります。
章立ての魅力
本書は以下の5章から構成されています。
- - 第一章: オカルト的な社会人生活
- - 第二章: 不動産業界と事故物件
- - 第三章: 困難極める独立への道
- - 第四章: 四国での調査
- - 第五章: そのシェアハウスで起きたこと
各章では、児玉氏の独自の視点から見た事故物件に関する数々のエピソードや、実際に行った調査の様子が記されています。彼自身の経験値が絶妙な形で反映されているため読み応えも抜群です。
著者プロフィール
児玉和俊氏は1979年に生まれ、2007年から不動産管理業界で活躍してきました。彼はここまでに7,000室以上の不動産管理に携わっており、業界における知見は非常に豊富です。2022年には「物件で死亡事故が起きた際に、所有者や管理会社を支援するため、事故物件の“オバケ調査”を行う会社」として株式会社カチモードを設立しました。
また、彼は宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士などの資格を多く取得しており、専門知識を活かした調査を行っています。
まとめ
『事業内容:オバケ調査 - 事故物件を科学的に調査する会社で起きたこと -』は、児玉和俊氏の視点から見るオバケの真実に迫る一冊です。事故物件というデリケートなテーマに対して、彼がどのように向き合っているのか、その思いが詰まった作品です。興味がある方は、是非手に取ってみてください。著書はワニブックスから2025年6月25日発売予定。詳細は
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