琉球舞踊の美
2025-10-15 11:48:23

赤嶺姉妹、増上寺で琉球舞踊を披露し未来への祈りを捧げる

赤嶺姉妹、増上寺での特別公演「志舞」開催



沖縄の伝統的な舞踊、琉球舞踊を代表する赤嶺姉妹が、東京・増上寺にて特別公演「志舞 – shimai – 400年を紡ぐ舞〜増上寺に響く琉球の祈り〜」を行うことが発表されました。この素晴らしい公演は、2025年6月にニューヨークのカーネギーホールでの満席の成功を収めて帰国した後、初の特別公演となります。

増上寺の歴史と琉球舞踊


増上寺は、400年前の琉球使節が訪れた地であり、その歴史的な背景を持つ場所です。琉球国は、1609年に薩摩藩に侵攻されて以来、中国と薩摩の狭間で独自の文化を発展させてきました。この舞踊は単なる美しさだけではなく、琉球国を守るための精神や外交の重要な要素としても機能していました。その伝統を受け継ぐ赤嶺姉妹が、増上寺で琉球の祈りと文化を再び舞台において発信されることとなります。

「志舞」の意義とメッセージ


今回の特別公演では、過去の使節たちの祈りと誇りを現代の舞として表現します。舞を通じて私たちは「平和とは何か」「文化とは何を守るものか」を考える機会を得ることができます。赤嶺姉妹が表現する琉球舞踊の所作、正確で静寂の美は、争いを和らげ、心を満たし、他者を尊ぶ「祈り」としてのメッセージを内包しています。彼女たちは、この舞を通じて人々の心を一つにし、景色を越えた「平和の心」の共有を目指しています。

首里城再建への想い


琉球舞踊の根源は首里城にあり、これは琉球の心そのものといえます。2019年に発生した火災により首里城は消失し、現在その再建への道が続いています。この公演は、琉球舞踊が持つ静寂の美と祈りの力を通じて、文化の未来を育てる決意が込められています。歴史を問い直し、現代を生き、次の世代へと継承するその想いが、舞に体現されるのです。

公演詳細


「志舞」は2025年11月23日(日・祝)に増上寺大殿で開催されます。出演は赤嶺姉妹、本公演には二胡奏者の賈鵬芳もゲストとして参加。この特別公演のチケットは、S席が12,000円、A席が8,000円で、チケットぴあにて購入可能です。また、クラウドファンディングも行っており、人々の支援を募っています。支援者は特別席のチケットを得るチャンスもあるため、多くの方にこの歴史的な舞台に関わっていただきたいと考えています。

公演に関する詳細情報は、赤嶺姉妹の公式サイトや、クラウドファンディングのページをご覧ください。彼女たちが届ける「琉球の祈り」をぜひ楽しみにしてください。


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