映画館でバレエ体験!ロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』
2023年6月19日(木)まで、TOHOシネマズ日本橋でロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』の上映が延長されることが決まりました。この作品は、シェイクスピアの名作を基にしたバレエで、金子扶生とワディム・ムンタギロフが主演を務めています。
主演ペアの絶妙なコンビネーション
金子扶生は、今やロイヤル・バレエのプリンシパルとして名を馳せていますが、今回のバレエではジュリエットを演じています。彼女は、幼い少女から大人の女性へと成長するジュリエットを見事に表現し、女性としての力強さと繊細さを兼ね備えた演技で観客の心をつかみます。
一方、ロミオ役のワディム・ムンタギロフは、これまで数々の舞台での活躍が評価される世界的なバレエダンサーです。彼は、貴公子というイメージを超え、普通の青年としての姿を新鮮に描き出しています。この二人の息の合った演技は、観る者を物語の中に引き込み、深い感情の渦に巻き込んでしまうのです。
平野亮一のティボルトに注目
そして、ティボルト役には平野亮一が選ばれています。平野はロイヤル・バレエのプリンシパルとして知られ、強烈な存在感で悪役を演じます。彼の演技には、観客を引き込む魅力があります。平野自身が語るように、「ティボルトは、ジュリエットを上から目線で見るキャラクター。彼は自分の立場に不満を抱いており、その情熱がイライラとなって現れる」とのこと。彼が創り出すティボルトの姿は、ただの悪役にとどまらず、深い人間性を感じさせます。
平野は、タフなアクションシーンとして知られる2幕のソードファイトに自信を持っており、どれだけリアルに演じられるかを拘っているそうです。彼が自らの言葉でティボルト像を解説する姿は、新たな視点で役作りに取り組んでいることを示しています。
切ない恋物語の展開
『ロミオとジュリエット』の魅力は、恋人たちの運命に翻弄される姿にあります。キャピュレット家のジュリエットとモンタギュー家のロミオが、禁じられた恋に落ちますが、二つの家の対立が彼らを引き裂いていきます。ジュリエットは家族から強引に結婚を強いられる中、毒薬を用いた計画を立てますが、その結末は悲劇的です。ジュリエットが目覚めた時には、既にロミオは命を絶っていて二人の運命は決して幸せなものではないことが示されます。
まとめ
ロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』は、表現豊かなダンスと感動的なストーリーで観客を魅了しています。特に金子扶生とワディム・ムンタギロフの演技、さらには平野亮一の圧倒的な存在感が光る作品となっています。お見逃しなく、6月19日(木)までの上映期間に、TOHOシネマズ日本橋でこの感動の舞台を体験してください。
公式サイトはこちら→
TOHOシネマズ日本橋
配信:東宝東和