大野修の新感覚展
2025-09-09 14:47:06

大野修が描く新しい芸術の世界、『Bug-Fi』展が西麻布で開催中

大野修 個展『Bug-Fi』が東京・西麻布で開催中



都内のオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」にて、大野修の新たな作品展『Bug-Fi』が開催されています。この展示は9月27日(土)まで実施されており、独特の音楽カルチャーを取り入れた展示が話題を呼んでいます。加藤信介が代表を務めるエイベックス・クリエイター・エージェンシーが運営するこのスペースでは、大野の芸術的なアプローチが堪能できます。

アーティストの創造の原動力



大野修は、内面から湧き上がる「衝動」を制作の源とし、プラスチックや使われなくなった楽器など、日常に存在する人工素材を用いた「ブリコラージュ」技法で作品を制作しています。本展では、彼の代表作《Chunk》シリーズに最新の三角錐を使用した新作4点が加わっており、目を楽しませる視覚的な要素が強調されています。

さらに、ヴィンテージギターからインスパイアされた《Cover》シリーズも展示しています。このシリーズからは20点の新作が発表されており、特に注目すべきは、本展初のお披露目となる3メートルの《Frame》シリーズです。これらの作品は、音と視覚が交差する新しい感覚を創出しています。

新たな試みと特別なイベント



展示の中でも特筆すべきは、音楽家・梅原徹とのコラボレーションによるサウンドインスタレーションです。音と作品が一体化し、観客を没入感のある空間へと導きます。このサウンド作品は、大野自身が制作した特別パッケージに入れられて30個限定で販売されます。

特別なイベントも行われる予定で、9月13日(土)には大野と梅原によるトークセッションや、自作の楽器を用いた演奏が予定されています。事前申し込みが必要で、参加は無料ですので、ぜひこの機会をお見逃しなく。

特別メニューと福岡の味が楽しめる



本展では特別メニューも用意されています。大野の出身地、福岡県のワイナリーとのコラボレーションで、大分トマトを使った生ハムロールや、贅沢な「あまおう」を活かしたシェイクが楽しめます。これらの料理は、展示とともにアートな体験をさらに深めます。

時代の変遷を反映したブリコラージュ



大野修の作品には、彼自身の経験した自然災害が影響を与えています。2012年にニューヨークに降りかかったハリケーン・サンディは、彼の創作スタイルにおいて重要なターニングポイントでした。災害によって破壊された街の中から新しいものを生み出す制作過程は、ただのアートに留まらず、社会や環境に対する彼の視座を反映しています。このように、彼の創作活動は自己表現を超え、より大きなテーマに迫るものとなっています。

大野修のプロフィール



大野修(1981生まれ、福岡出身)は、九州産業大学で彫刻を学んだ後、東京藝術大学大学院で更なる研鑽を積みました。彼の作品は、「破壊と修復」をテーマにしながら、素材に対する探求心から多様な表現を生み出しています。彼のInstagramや「WALL_alternative」公式ウェブサイトでは、今後の活動やさらなる更新を確認できるので、チェックしてみてください。

展示概要



  • - 会期: 2025年9月3日(水)〜9月27日(土)
  • - 時間: 18:00 - 24:00 (日曜定休)
  • - 場所: WALL_alternative (東京都港区西麻布4-2-4 1F)
  • - 入場: 無料・予約不要

この機会に、音と視覚の新しい融合を体感できる展示へぜひお越しください。特別なアイディアや料理とともに、アートの魅力を存分に楽しめるはずです。


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