世界的なクラフトウイスキーブームと日本の独自性
2025年7月下旬、ウイスキー文化研究所から新号の『コニサー倶楽部』vol.9が発行されます。この号では、ウイスキー業界の第一人者である土屋守が執筆を手がけ、最新のウイスキーに関するトピックや潮流を深掘りします。
ウイスキーの魅力を知り尽くした土屋が贈るこの特別号では、世界的なクラフトウイスキーブームとその中で注目される日本の独立したクラフト蒸留所について詳細に解説されます。特に、約17年前に設立されたベンチャーウイスキー秩父蒸溜所が、日本のウイスキー市場の回復にどのように寄与したのかに焦点を当て、その影響力を探ります。
本号では、貴重なアーカイブフォトや、マスター・オブ・ウイスキーに認定された酒の専門家のキャリアを紹介。また、ウイスキー愛好者向けに、高度な情報が満載の内容となっています。
特別企画「世界のクラフト蒸留所」
「世界のクラフト蒸留所」を特集したこの特別企画では、世界中でのブームの波が日本にも及んでいることを詳しく解説します。特に、秩父蒸溜所の誕生とその後の成長は、日本のクラフトウイスキーの礎となりました。この流れを受けて、現在も多くの新しい蒸留所が食品業界に進出し、独自の個性と技術を持った商品を生み出しています。各地の新しい蒸留所の情報も掲載されており、日本のウイスキー文化の未来を感じることができるでしょう。
連続企画「世界のクーパレッジ」フランス・ヴィカール社
続いて、クーパレッジに関連する特集も見逃せません。アメリカとは異なるアプローチで樽を作り出すフランス・ヴィカール社について、土屋はその職人の技術に触れます。特に樽作りのノウハウと、それがウイスキーに与える影響について、初心者にもわかりやすく解説します。土屋氏は「クーパレッジのイメージが一新される」と語っており、期待が高まっています。
好評連載「マスター・オブ・ウイスキーの肖像」
また、「マスター・オブ・ウイスキーの肖像」シリーズ第9回目では、澁谷知美氏が登場します。彼女はMW試験に合格し、ウイスキーの世界に飛び込んだ経緯を語ります。特に、シャクルトン隊のエピソードや“ミスター・ノーズ”リチャード・パターソンの話など、ウイスキーの文化を深く理解するためのヒントが詰まっています。
さらなる注目コンテンツ
さらに、「ウイスキーコニサーのいる店」では、ウイスキーコニサー資格を有する信頼できるスタッフがいる酒販店やバーを紹介。最近の「日本のウイスキー蒸留所一覧」も特集され、多くの情報が一挙に得られる内容になっています。ウイスキーの魅力の全貌をを知りたい方にとって、この号はまさに必読です。
書誌情報
- - 誌名: コニサー倶楽部 (vol.9)
- - 発行日: 2025年7月下旬
- - 発行頻度: 年4回
- - 価格: 1,100円(税込)
- - 判型: A4
- - ページ数: 20〜30ページ
- - 編集・発行人: 土屋守
- - 出版社: ウイスキー文化研究所
- - WEBサイト: ウイスキーコニサークラブ
- - 販売: ウイスキー文化研究所オンラインショップ
ウイスキー文化研究所は、ウイスキーの魅力を追求し続け、情報の発信を続けています。彼らが手がけるこの雑誌を通じて、ぜひウイスキー文化を深めてはいかがでしょうか。