英国男子甲冑コレクション復刊のお知らせ
英国風情が息づく中世の騎士達が集うイベントは、今や日本でも人気を集めています。特に、歴史的な戦の再現イベントは、参加者の熱意を感じる瞬間であり、観る者に多くの感動を与えています。そんな中、書泉と新紀元社がタッグを組み、特別な一冊「英国男子甲冑コレクション」を復刊しました。この本は中世の甲冑を身にまとった男子たちの姿を紹介し、その魅力を多角的に探求しています。
復刊の背景
この復刊に至った背景には、近年の中世イベントの盛り上がりがあります。日本ではもっぱら戦国時代の合戦再現イベントが語られる一方、欧州ではその規模や情熱は計り知れないものがあります。特に英国では、毎年多くの中世祭りが開催され、参加者は各自の甲冑を披露します。本書では、それらのイベントの様子を深く掘り下げ、甲冑を通じて中世の文化を体感することができます。
今回は、書泉グランデの大内さんが選書を担当。彼は皆さんに馴染み深い甲冑を身にまとい、現在でも開催される中世イベントを取材し、多様な甲冑のデザインを凝縮しました。出てきた写真はすべて、現代の中世イベントに参加した人々の姿が映し出されています。最も魅力的なのは、これらの甲冑がただの美術品ではなく、使用されることを前提に作られているという点です。
本書の魅力
本書には、実際に動き回る甲冑男子たちの姿が記録されています。動きの中で隙間が生まれ、着崩れた甲冑、その際に見える錆びた部分や下着の汚れ方まで、リアルな描写が施されています。これにより、本来の甲冑がどのように機能していたのかを、まるで目の前で見ているかのように体験できるのです。歴史に基づいて構成されたこの本は、今後のクリエイターやファンにとって、貴重な資料となることでしょう。
著者と編集者の声
著者の石井理恵子さんは、英国の中世イベントに強い関心を寄せています。彼女は実際にイベントを訪れ、甲冑を着用した男子たちがどのように戦うのか、その迫力を目の当たりにしました。多彩な甲冑のスタイルや、歴史的背景を熟知する彼女が、この本を通じて日本の読者にも新たな視点を提供してくれることでしょう。
編集を担当した新紀元社の高山さんも、彼女と同じくこの本の価値を感じています。「この甲冑たちが持つ個性、さらにはその再現イベントのリアルな姿は、他では得られない体験です」と言います。重版を重ねることで、多くの人々にこの野心的な企画が届くことを願っています。
予約と発売日
復刊予定日は2026年2月上旬。予約は2025年12月1日からスタートしますので、ぜひこの機会に「英国男子甲冑コレクション」を手に取り、多くの騎士たちが織りなす中世の世界を楽しんでみてください。特に甲冑好きにはたまらない一冊となるでしょう。お見逃しなく!
この復刊を通じて、皆さんが再び中世の魅力に触れることを願っています。