マーケティング本大賞2025
2025-06-10 13:28:57

日本マーケティング本大賞2025ノミネート作品が発表されました!

日本マーケティング本大賞2025 ノミネート発表



日本マーケティング学会(会長:西川 英彦)は、毎年恒例の「日本マーケティング本 大賞2025」のノミネート作品を9冊発表しました。この大賞は、マーケティングに関する知識の普及や実践を促進するために設立され、毎年優れた書籍が選ばれています。全体で3000人を超える研究者や実務家が参加するこの賞では、2024年4月1日から2025年3月31日までに日本で発行されたオリジナルのマーケティング関連書籍が対象となります。

今回は、44作品が推薦され、その中から得票数上位の41作品が基準に従って選出されました。特に興味深いのは、ノミネート作品数が本来の予定の10作品を越えたため、審査委員会が9作品を絞り込むという珍しいケースが発生した点です。あまり見られない現象で、マーケティング書籍に対する関心の高さが伺えます。

ノミネート作品一覧


以下が、2025年のノミネートされた9作品です。
1. 『エフェクチュアル・シフト:不確実性に企業家的機会を見いだすマーケティングの探求』
著者: 栗木 契
出版社: 千倉書房
発行日: 2024年6月
ISBN: 4805113154

2. 『岡田卓也の時代:公器の理念が支えた静かなる流通革命』
著者: 石井 淳蔵
出版社: 碩学舎
発行日: 2024年12月
ISBN: 4502512915

3. 『企業内リードユーザー:小売店舗販売員がもたらすイノベーションの解明』
著者: 渡邉 裕也
出版社: 碩学舎
発行日: 2025年3月
ISBN: 4502527211

4. 『君は戦略を立てることができるか:視点と考え方を実感する4時間』
著者: 音部 大輔
出版社: 宣伝会議
発行日: 2024年12月
ISBN: 4883356140

5. 『ブランド・リレーションシップ』
著者: 久保田 進彦
出版社: 有斐閣
発行日: 2024年8月
ISBN: 4641166323

6. 『法人営業は新規を追うな:重要顧客と最高の関係を築くABM』
著者: 庭山 一郎
出版社: 日経BP
発行日: 2025年2月
ISBN: 4296207156

7. 『マーケティング教育学』
著者: 坂田 隆文
出版社: 文眞堂
発行日: 2024年7月
ISBN: 4830952598

8. 『マーケティングの最強ツールは知財である』
著者: 杉光 一成
出版社: 中央経済社
発行日: 2024年7月
ISBN: 4502504912

9. 『リキッド消費とは何か』
著者: 久保田 進彦
出版社: 新潮社
発行日: 2025年2月
ISBN: 4106110768

投票プロセスと大賞の決定


ノミネート作品は、日本マーケティング学会の会員による投票によって選ばれています。1次投票では、各会員が1〜3作品を投票し、その中から選ばれた作品がノミネートされました。2次投票では、ノミネートされた作品に対して順位をつけ、得票数が最も多い作品が「日本マーケティング本 大賞2025」として決定されます。その結果発表は、2025年10月12日に開催予定のマーケティングカンファレンスの場で行われます。

この大賞は、マーケティングに関心が高い多くの人々にとって重要なイベントであり、将来的なマーケティング関連書籍の参照基準ともなるでしょう。ノミネート作品とともに、今後の投票結果に期待が高まります。


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