鈴木俊貴氏の新著『僕には鳥の言葉がわかる』、驚異の売上を達成
2023年1月23日に小学館から刊行された『僕には鳥の言葉がわかる』が、発売からわずか2週間で驚異的な売上を記録しました。著者の鈴木俊貴氏は、動物言語学の専門家として国内外から注目を浴び、この本は既に4刷5万部を突破しています。彼は特に、シジュウカラという鳥が発する鳴き声の中に意味があり、文法に基づいて発信されていることを初めて解明した研究者です。
本書の内容と魅力
本書では、鈴木氏の著者としての視点を活かし、鳥の言葉の背後にあるユニークな実験過程や彼の幼少期の思い出、さらには研究中に起きたさまざまな出来事が軽快に語られています。多くの読者から支持を受け、小学生から70代の方まで広く読まれ、科学エッセイとしては異例のベストセラーとなっています。
各界からの絶賛
本書はさまざまな専門家から称賛の声が寄せられています。
- - 山極壽一氏(総合地球環境学研究所所長)は「類人猿を超える鳥の言語の秘密を探り当てたフィールドワークは、現代のドリトル先生による新しい動物言語学の誕生だ」と称賛。
- - 三宅香帆氏(文芸評論家)も「観察が上手い人がどのように生きるか、興奮しました。このような人が増えたらもっと楽しい世界になるはず」と述べました。
- - 最相葉月氏(ノンフィクションライター)は「実験は超アナログで鳥に優しい、参加した鳥たちも幸せを感じるだろう」と評価しています。
メディア出演と注目の集まり
鈴木氏は、2月8日にテレビ朝日系「林修の今知りたいでしょ!」に出演し、公園でのロケ中にシジュウカラ語を観察する様子が話題を呼び、その中で鳥たちが猫を警戒する言葉を使っていたことが紹介されました。また、2月21日放送のTBS系「ひるおび」でも、シジュウカラの会話を解説し、視聴者の関心を集めています。鈴木氏は、18年にわたる研究を通じて、いつの間にか鳥の言葉を理解できるようになったと語っています。
読者へのメッセージ
本書はお子さんの夢や興味を後押しする内容にもなっています。観察力や研究への情熱、そして好きなことを追求する姿勢が、将来の夢をかなえるためのヒントになるでしょう。
本書のポイント
1.
シジュウカラの鳴き声の意味を解明: 鳥たちの鳴き声に文法が存在するという画期的な実験方法が解説されています。
2.
自伝的要素の初公開: どのように科学の道を歩むことになったのか、その背景が語られます。
3.
読みやすい構成: 表やグラフを使わず、文系・理系問わず小学生でも楽しめる内容です。
4.
カラー写真と二次元コード: 巻頭には鳥の美しい写真、巻末には鳴き声を聴けるQRコード付き。
5.
著者自身によるイラスト: 本文内には、鈴木氏が描いたかわいらしいイラストが随所に掲載されています。
書籍情報
『僕には鳥の言葉がわかる』
著者: 鈴木 俊貴
定価: 1,870円(税込)
四六判並製、カラー口絵付きの264ページ
発売日: 2023年1月23日
出版社: 小学館
ISBN: 978-4-09-389184-4
この新しい科学エッセイは、子どもから大人まで、科学への興味をかき立てる一冊になっています。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。